田舎の紙打ち

田舎のポケカイベントオーガナイザーの日記です。

シティリーグを出場辞退することとなりました

かじゅです。

 

今回は報告です。

 

今週末、シティーリーグシーズン4を控えておりましたが、

親族の急な不幸があり、急遽エントリーをキャンセルすることとなりました。

 

このような形でまた土俵に上がれる機会を失う事は不本意ではありますが、

本当に優先しなければならないものと天秤にかけて、断腸の思いでエントリーキャンセルのボタンを押しました。

 

思えば、シーズン1の3-1でありながら決勝トーナメントに上がれなかったところから2023年度は開幕し、シーズン2も事故に近い形で過去最悪の成績、シーズン3はリザーバー当選から繰り上がる事なく落選、今回は家庭の都合で辞退と散々な終わり方。

運の良し悪しで片付けるのは好きではありませんが、今年に関しては運に見放された年でした。

 

常に辛酸を舐めさせられる状況に置かれ、1年を通じてプレイヤーとして良い思い出はほとんど無かったです。我慢の年ではありましたが、プレイヤーとして想定しうる悪い事象を一通り経験したことで、逆にこれより悪い年はこの先無いと思っています。

周りに迷惑をかける事もありましたが、反省とともに人間としても成長出来ました。

これも自分に課せられた試練と捉え、腐る事なく練習は続けていきます。

 

応援していただいた方、練習いただいた方のご期待を裏切る形となってしまい、申し訳ございません。もっと強くなります。

2023/03/26 岡山オレタン まーくん杯 大会レポート+デッキ解説

こんばんは。かじゅです。

 

岡山のイベントオーガナイザーである、まーくんさんとカードショップオレタンさん主催のまーくん杯にこの度参加せていただきました。

 

以前自分で主催した3人チーム戦を見ていて、自分が出られないもどかしさと、

県内で結果を残している3人でよそのトリオ戦に出たらどうなるのか?

と気になっていて、今回近隣の県でトリオ戦があると知り、

いつも練習しているトシアさん・くーちゃんを誘って参加しました。

 

元々30チーム前後のイベントだったのですが、申し込み者数がとても多く、

なんと60チーム以上の枠に拡大し合計で200人近いプレイヤーさんがいました。

非公認とはいえ、ここまで大人数が集まるイベントが開催されるのは凄いことです。

(ほぼお一人で進行されていたまーくんさん、本当にお疲れ様です)

 

かじゅさんをさがせ

 

チーム戦と並行してくじの販売や、個人の箱争奪戦なども行われていて

とても盛り上がっていました。

 

今回の結果は

1回戦 ミライドン ○ チーム○

2回戦 アルセウス空ピカエーフィ ○ チーム○

3回戦 ロストヌメルゴン○ チーム○

4回戦 一撃ルギア ○ チーム○

5回戦 サーナイト× チーム×

予選6位通過

 

決勝トーナメント

1回戦 一撃ルギア × チーム×

で、決勝1没のベスト16に終わりました。

 

素直な感想としてはもっと勝てたかなぁという所ですが、

最後の負けは手札にエネルギーが詰まって種切れだったので

どうする事もできない負けでした。

 

シティリーグシーズン2の負けからは立ち直ったものの、

シーズン3ではまさかの抽選落ちし、燻っていたモヤモヤがありましたが

今回はそれを払うべく自信のある構築を思い切りぶつけられたので

結果に満足はしていないものの、楽しい大会でした。

 

●簡単な試合内容

1回戦

2ターン目からノコッチを出した状態でルギアVstarを作り、相手の種ポケモンがいなくなり勝ち。

2回戦

ルギアVstarを複数面作りながらアルセウスの攻撃をチェレンで流し、最後エネルギーを集めたアヤシシVで後ろのエーフィVmaxをワンパンして勝ち

3回戦

ヒスイヌメルゴンVstarをルギア+アヤシシで倒し、ネオラントと非ルールのポケモン2体を取って勝ち

4回戦

ルギアの殴り合いになるが、Vガードエネルギーやリゲインエネルギー、かがやくサーナイトを駆使し、ルギアVstarの攻撃を2回耐え相手のルギアを倒す。

バンギラスをアヤシシで倒し、後ろのネオラントをネジキでルギアVに変え即進化する事で負けのリスクを潰しジャッジマンで止めてからルギアで殴り勝ち。

5回戦

アーケオスに繋がるカードをなかなか引けず、やむを得ずアーケオス1体で戦う。

アルカナシャインのサーナイトで攻撃して来られる前提で動いていたが、サーナイトex中心で攻撃されアーケオスも潰されプランが狂う。その後もエネルギーが引けない苦しい展開だったが、ザシアンVが出てきたので先に200点当てて拘束を狙うもアルカナシャインでエネルギーが付き脱出される。その後のツツジ+神殿を返せず負け。

サーナイトexで攻撃されるならルギアが逃げてでもドラピオンVを通していて、この後付けられるエネルギーの枚数と天秤にかけてリスクの低い選択をしましたが、後で振り返ればドラピで突っ張るのが正解でした。道中エネルギーが1枚でも引ければ返せた事も有り、勿体無い負けだった。

 

決勝T1回戦

カビゴンノコッチエネルギー4枚ボス1枚という初手で、相手は先行でハイパーボールでアーケオス2体を切りルギアVstarを持ってくるという状態を返せず一方的に殴られ負け。こういうゲームは予選のうちに消化しておきたかった。

 

 

●デッキについて

今回持っていったデッキは所謂「白ルギア」です。

ジュラルドンVmaxに有効打のないデッキではありますが、3人全員ジュラルドンを踏む以外は負けないと踏み、3人全員同じようなデッキで出ました。

今でこそメジャーな構築になっていますが、仲間内ではまだ一撃ルギアが少しだけシティリーグで姿を見せた段階で、一緒に練習していたトシアさんが持ち込んだのが私達の中でのスタートでした。

プロトタイプはメインアタッカーとしてどっすんグースカのカビゴンを多投し、チェレンでロストを受け回す、というものです。

 

最初横で見ていた時はカビゴンがなかなか起きず、いれかえなどが引けないと

棒立ちのターンが多くあまりピンと来なかったのですが、

ジェットエネルギーが先行で公開された時、これは一気に強くなる、と確信しました。

自分はシティリーグには出れなかったものの、見よう見まねでデッキを作り、

仲間内で調整をしつつ、事前に岡山のプレイヤーであるハマーさんと一緒に練習しました。

 

構築がバレ、よくわからない名前が付けられました

 

その後、某強豪チームのより洗練された構築が世に放たれ、いよいよ白ルギアという構築がメジャーとなります。

 

そして、今回持ち込んだレシピがこちらです。

本当はこれでシティリーグやチャンピオンズリーグに出たかったですが、

現在のプールで使える機会がもうなさそうなので、公開します。

 

簡単に採用理由など。

ルギア・ルギアVstar 4-4

メインアタッカー。Vガード+サーナイトで実質耐久330。

レギュ落ち前のような打点はもう出ませんが、場持ちが素晴らしい。

しんかのおこうレギュ落ち以降は、現物は最大数採用で使っています。

 

アーケオス 4

レギュ落ち前と比べトラッシュしづらくなっているので減らせません。

 

カビゴン(どっすんグースカ) 2

このデッキのコンセプト。

最初は4からスタートし、とうせんぼカビゴンと2-2で採用していた事もありました。

ジェットエネルギー登場に伴いとうせんぼカビゴンの拘束性能が弱体化し、

どっすんグースカだけが残りました。

そして、ジェットエネルギーで自身の眠り解除も行う事が出来るようになり、

もたつくターンが大幅に減ったので非ルール主体のデッキに対して強く押し付けられます。

ルギアを後ろに控えながら手貼りだけで攻撃出来たり、ダブルターボ込でもカビゴン×2orアーケオスでVstarポケモンを倒せるのが素晴らしい。

 

アヤシシV 1

このデッキの難点として打点の最大値がルギアVstarの220までであり、

勝つためにそれ以上の打点を要求されると厳しいものがありました。

特に一撃ルギアに入っているバンギラスVなどが苦しかったので、1枚採用しました。

結局その後イシヘンジン等で回収されるのですが、リーサルとして他のデッキに対して使用できる事もあり、生きる場は多かったです。

 

後述するネジキで再利用することもできます。

 

ドラピオンV 1

ミュウVmaxに対しては勿論、サーナイトexやミュウツーVunionに対してもワンパン出来る性能を持つ。

雪道下であってもVガードエネルギーを付けながら4エネつけて攻撃するシーンも多く、弱点を消されない限りは腐らない1枚です。

ロストシティでロストに飛ばなければネジキで再度押し付ける事もできます。

 

ネオラントV 2

あまり盤面に出さないように意識するカードではありますが、バーネット博士の重要度が上がったため2枚より減らせません。

 

かがやくサーナイト 1

ルギアVstarやドラピオンの耐久を上げる1枚。

ちなみに、Vガード+サーナイトがいればアルセウスVstarのダブルターボトリニティノヴァをカビゴンが耐えます。

 

バケッチャ 1

雪道を回避するためにスタジアムを多投するのが主流ですが、

ボール関連からアクセス出来るという事でバケッチャは外せませんでした。

 

ノコッチ 1

ミライドン・そらをとぶピカチュウが重いので採用。

上記の対面によく狙われますが、ネジキで復活できます。

 

ネストボール 2

ハイパーボール 4

キャプチャーアロマ 4

もともと組んでいた一撃ルギアからそのままの配分で使っています。

ネストボールの枚数は自分の中でもうまく整理できていません。

 

博士の研究 2

アーケオスをトラッシュに送る都合、手札を切りたい反面、

エネルギーなど切りづらいカードが多いため3枚を2枚まで減らし

ヒガナの決意に枠を譲りました。

 

バーネット博士 1

アーケオスを切る手段が乏しいため、1枚は欲しいです。

 

ジャッジマン 2

せめてもの手札干渉。ツツジも入れたかったですが、枠を作れませんでした。

 

ヒガナの決意 1

今の環境で強いデッキの多くはバトルVIPパスが採用されており、

盤面を広げる環境である事から強く刺さる1枚でした。

迷いましたが、相手に関わらず7枚保証されている博士の研究を2、ヒガナを1枚としました。

 

ボスの指令3 セレナ1

ボス・セレナそれぞれ2枚でしばらく使用していましたが、ミライドンやサーナイトなどセレナで呼び出せないデッキに対してストレスがあった事と、セレナのドローがあまりにも弱いためボスを1枚増やしました。

 

ネジキ 1

自分の構築のキモです。相手のサイドプランを崩したり、ルギアすらいない盤面から突然220をお見舞いしたり、ミュウ相手にドラピオンを蘇生したり用途が広い1枚です。

主な使い道は

ネオラントバケッチャをトラッシュのルギアと入れ替え、そのターンにルギアVstarに進化して攻撃

(予め1ターン以上経過している必要はあります)

・寝ているカビゴンをトラッシュのルギアと入れ替え進化することで眠りを脱出

・ミュウVmax相手に倒されたドラピオンVをもう1度バトル場に出す

・使い終わったネオラントVをカビゴンなどの非ルールのポケモンと入れ替え負け筋を消す

・ミライドン対面で先に狙われたノコッチをもう1度出す

などなど

 

練習で何度も勝ちに繋げられたシーンがありましたし、今回の本戦でも相手の計画を狂わせる事が出来た1枚となりました。

 

チェレンのきくばり 1

ルギアVstarの場持ちが良いので打てる機会は多いです。

 

テーブルシティ 2

スタジアムは4~5枚入っている構築が多いですが、バケッチャもおり、ルギア自身でスタジアムを壊すことができる為2枚にとどめました。アッセンブルスターを喋るタイミングで雪道を壊せれば、あとはどうとでもなります。

 

エネルギー

ダブルターボエネルギー 3

ジェットエネルギー 4

Vガードエネルギー 3

リゲインエネルギー 3

ギフトエネルギー 2

エネルギーの種類は仲間内で意見が分かれた所です。残りの2人はラッキーエネルギーの枚数が多く入っておりますが、自分は調整していて強いカードとは思えませんでした。どうしても入れるなら4枚で、中途半端な枚数なら入れない方が強いです。

入れたり抜いたりを繰り返しましたが、引ける枚数が僅かであることと、ギフトエネルギーが同時に付くとギフトエネルギーとドローが被ってしまう点が気になって仕方がなかったので抜きました。

代わりに、ロストを多く踏む想定であったためリゲインエネルギーを3枚採用しました。これも初手もしくは進化するターンに貼れる事が前提であるため、ある程度枚数を入れなければ期待値も低いです。このデッキに関してはネジキでルギアVを出しそこから進化、というルートもあるのでカビゴンに貼っても腐りません。

その点を評価し、リゲインエネルギーの採用となりました。

 

Vガードエネルギーも後攻ミラー・ミュウに対しルギアスタートしてしまった際、欲しいカードです。サーナイトと合わせるとルギアの延命性能は凄まじく、リゲインエネルギーと同じくらい初手に貼れると安心するエネルギーでした。

 

ダブルターボエネルギーは最初4枚にしていましたが、積極的に貼りにいかないシーンも多く、練習内容を振り返ると大体1枚余ってゲームを終える事がほとんどでした。3枚あれば十分と判断し、3枚としました。

 

今回本気で組むならこの構築でしたが、新弾が発売されて以降は同じ60枚は使わないと思っています。そもそもルギア自体がわからないので、今のところ白紙です。

 

●最後に

自身でも初めてのチーム戦で、対戦中に隣でくーちゃんが自分に向かってお祈りしているのを横目で見ながら勝つのはチーム戦でしか味わえない気持ちよさでした。

全員がシティ優勝を経験し、要所要所でしっかり勝ってくる2人だったので、この面々が間違いなく鳥取県で最強のプレイヤーだと自負しています。シティリーグを越える規模の大会でしっかり勝って予選を抜けられた事は自信になりますし、シーズン3の悔しさを晴らすことができました。

 

また、今回は相手の同意が取れれば相手のカードをシャッフルやトラッシュ確認の際触って良いというルールでした。コロナ禍以前の状態に戻り、相手の一挙手一投足に疑いの視線を向けながら行うセルフカットと異なり安心してプレイが出来ました。

全試合相互カットをお願いしましたが、お互い遠慮し合って相手のカードをシャッフルするので乱暴にカードを扱われる事はほとんどないと思っています。

4月から公式大会もこのシャッフル方式に戻るので待ち遠しいです。

 

そして、嬉しいことに岡山・広島のプレイヤーさんが沢山声をかけていただきました。鳥取という僻地で細々と活動している身としては本当にありがたいことです。

 

まーくんさん、ハマーさん、ションさん、くろいちさん、うめたまさん、なげっとさん、ポっちゃん!さん、ひーるたさん、フクスローさん、ヤマトさん、オロラミンミカンさん、カイザーさん (他お名前載っていない方いらっしゃったらすみません!)などなど多くの方にお声がけいただき私は幸せ者です。どうかこの鳥取の3人を覚えてやってください!

 

本日シティリーグシーズン4の当選結果も発表されました。

シーズン3は抽選で落ちた私ですが、シーズン4は当選しましたので最後結果出せるよう、練習をしていきます。

 

もう1つ宣伝です。

4/16(日)に鳥取市で公認の交流会を開催します。

まだまだ募集中ですので、近隣にお住まいの方でご都合つく方は是非。

ティーチング中心のゆるい交流会になる予定です。

 

最後になりましたが、主催のまーくんさん、カードショップオレタンさん、対戦・お声がけいただいた皆様本当にありがとうございました。

来てよかったと思っていますし、お陰様で楽しい1日を過ごすことができました。

 

また機会があれば参加せていただきます。

それでは。

 

※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。

掃き溜め

※今回、ネガティブな内容を多く含みます。

 不快に感じる方はブラウザバックを推奨します。

 

「またか・・・」

シティリーグシーズン2、初手を開いて思わずこんな言葉が出そうになった。

 

 

今シーズン、とにかく初戦が鬼門である。

シーズン1、初戦で事故って落としてしまい残りの回戦を全勝したものの、

当然オポネントは最弱で決勝Tに上がれる訳もなく、ギリギリの9位で涙を飲んだ。

 

その後、シティ前の調整にと思い各地の大会に飛び回る機会が増えた。そこでも、

初戦でどうしようもない手札になる事が多く、終わったあとも釈然としない感覚があった。

 

とにかく初戦で勝てなくなってしまったのである。過去のシーズンでもこんな事を考えたことはなかった。無論、構築の欠陥を否定するつもりはない。また、運の要素も絡むTCGでは許容しなければならない要素である。

特にシーズン1はルギアVstarをシティリーグに持ち込み、多くの対面を踏みつぶせるだけのパワーは感じていた。とはいえ、対面によってはスタートしたポケモンで負けに繋がるケースもあり、構築でカバー出来る範疇を越えた要素も気にはなっていた。

 

そして今回持ち込んだのはロストバレット。トップシェアであるルギアやミュウに対しても回答があり、ミラーに対しても立ち回りで勝ちが見込める点に魅力を感じた。

何よりも優先したのが「多少悪いスタートが許容できる」という要素だった。

 

本当に初動優先であればクイックボールやバトルVIPパスを限界まで積んだ構築に行き着くものの、ゲーム全体のプランを考えると開幕全ツッパよりも2ターン目以降に引いても強いカードに寄せた方が勝率は安定すると考えているのでそこまで極端な構築には寄せなかった。

 

採用カードについては後述するものの、12月末頃から構築は固まっていてひたすら各対面に対しての立ち回りを押さえ、練習を重ねてきた。

ルギア・ミュウに対しても勝率は安定していて、特に後者についてはよほど極端に手札が詰まったりすることさえなければ勝てていた。

ルギアについてはデッキパワーや対応力も高く、ブン回り想定・相手の練度も含め6割程度かなと見ていた。

 

細かい負けなどは内容を踏まえて立ち回りの改善を図ったものの、リカバリの出来ない負けについては全対戦数を考えるとひと握りであり、割り切った。

 

練習環境にも少しながら変化があった。自分の意見を聞き入れてもらえる機会が減った事だ。構築などにヒントを求められる機会はあったものの、結局最終的には特に反映されていない事が多かった。プレイングについての助言も同様だった。

もちろん全員ではない。平日夜集まって練習する機会もあり、そこで集まるメンバーは積極的だった。間違っている事も言ったと思うが、もちろん取捨選択して決めれば良いことなので全部取り入れる必要はない。トシアさんは自身でも考えを持っているので、お互い意見交換をする事が多かった。自分自身も教えていただく事が多かった。

そんな中、他のメンバーと自分の目指す練習の方向性のズレに気づくようになった。

 

自分が練習の場に赴くときは、相手の対面に対してどのように勝つプランを取るかを考えた上で対戦し、実際の対戦で感じた差分や、相手の上手かったプレイングをメモしたりする事が多い。苦手なプレイを反復練習したり、意見交換をしたり、そういうものだと思っていた。

現実は違った。細かいプレイングや考え方に目を背け1.2戦やった程度の勝ち負けに一喜一憂する、せっかく練習時間が沢山あるというのに「難しくて自分には使いこなせない」という理由で使わず候補から外す、果たしてこれは練習と言えるのだろうか。自分では対戦して遊んでいるようにしか映らなかった。

途中で帰ろうかと思った時もある。

 

もちろん純粋にゲームを楽しむことを否定するつもりはない。

楽しみ方のひとつである事に変わりはない。ただ、シティリーグで勝つ、という目的に全員が向かっている以上、ただ遊んでいるだけでは強くなれないと思っている。

現状を踏まえ、変わりたいという意思はもって欲しいなと感じていた。

 

この昨シーズン、自分が予選落ちした事も影響しているのかとも考えた。

指導者とはある程度実力の裏付けが必要と自分に日頃言い聞かせているので、

結果を出せないことは自分の居場所を無くす事と自身にハッパをかけていた。

 

※極端な考えと自分でも理解しており、他人に対しては絶対に上記のような考えは持ちません。強制する事もありません

 

一緒に練習しているトシアさんとの比較も感じていた。トシアさんのアドバイスの方が周りに聞き入れられているようにも見えた。

自分の実績は過去のものが多く、直近の実績でも準優勝とベスト4、ベスト8と9位と劣等感を感じる事もあり、勝ててないと説得力も減るもんだと嘆いていた。

 

そして今シーズン。トシアさんが念願のシティリーグ優勝をした。今までもなんやかんやで予選は抜けていて、正直いつ勝ってもおかしくない状況ではあった。

自分が過去にシティ優勝した時も一番近くで応援してくれていたプレイヤーであり、そんな彼がついに結果が実を結んだ事がとても嬉しかった。気付けば私を含めた二人が周囲の中では古参の部類に入っていた。負けられないという想いも強く、今回のシティは優勝以外の選択肢は無いと考えていた。

 

最初に述べた説得力、という事も脳裏にちらつき、次結果を出せなければこの集団においてもう自分の存在意義はないと思った。日に日に、心身への負荷が大きくなっていった。

 

と、様々な外的要因に悩まされ体の不調をきたすこともしばしばあった。

そんな重圧の中迎えたシティリーグ1戦目、手札をあけた時、絶望した。

全く解決札がない、という手札ではない。普通では特に気にすることなく進めるところだが、直感的に嫌な予感しかしなかった。予感は的中した。

毎ターン、あわや種切れ寸前の状態に陥る。こんなデッキだったか?とわからなくなる。

日頃楽に勝てている対面がやたらと苦しく感じる。

 

 

結果、最後まで微妙な動きしかできず、負けた。

目の前が真っ暗になった。

 

そのあとの対戦についてはTwitterに書いたとおりである。

決勝に上がる事しか考えていなかったので、5回戦の内容は全く覚えていない。

完全に憔悴していて、次のレギュレーションに活きる要素もなく、感情を遮断して対戦した。最早本能で回していた。気持ちの整理がつかないまま、同じ会場にいた群青さんに一言だけ挨拶し、最終戦が終わって順位発表を聞く前に会場を後にした。

会場に居続ける事に精神が耐えられなかった。

 

 

過去最悪の実績。帰りのクルマの運転中、泣いた。

こんな醜態を晒す為に今までやってきたのか、とずっと考えていた。

 

日本開催というまたとない世界の舞台への道が無くなった。JCSでも権利を取ることは可能だが、仕事の都合で既に出られない事が濃厚となっている。

 

ポケモンカードは今までどおり遊んでいくと思うが、あらゆるものを犠牲にして練習にリソースを注ぎ込む、という事は今シーズン控えようと考えている。

今まで犠牲にしてきたものがあるので、そちらに割く時間を作りたいなと前々から考えていた。少し距離を置く為のきっかけが出来たのかもしれない。

オーガナイザーとしての活動に今まで以上に時間を取れるというのは前向きな要素である。

年間を通じて何かしらの大会に向けて練習をしていたので、自分の周囲以外のプレイヤーにも還元できる機会が増える。直近で結果が出ていない事が恥ずかしい限りだが、それでも自分が力になれる要素があれば貢献したいと思う。

 

来期以降もシティリーグには出て行くが、向き合い方がよくわからなくなった、というのが本音である。

 

最後に、構築の採用理由について簡単にまとめておく。

 

キュワワー×4

デッキのエンジン。4枚必須。

 

・ウッウ×2

非ルールのデッキ以外は使う機会は少ないものの、必要な時にサイド落ちも困るので2枚。

 

・ザマゼンタ×2

ルギアのムーランドに。直前までカビゴンでした。

カビゴンでもルギアには勝つプランがあるのですが、どこかでコケても追いつけるように直前で変更。威力が下がってもワザが連打出来る事、条件はあれどカビゴンより耐久が高いのも◎

 

ヤミラミ×1

V主体のデッキであればゲーム中使って1回であること、後半でも回収可能である事から1枚。

 

マナフィ×1

最近アメイジングライコウ入のルギアをほとんど見ませんが、ミラー対面はげっこうしゅりけんが飛んでくる事も多く、サイドを複数取られるリスクは避けたいので抜けません。

 

・かがやくゲッコウガ×1

水エネルギーはギリギリの2枚なので率先してげっこうしゅりけんを打つことは想定していません。デッキを回すこと、キバナを打つために基本エネルギーをトラッシュに落とすことが主な役割です。ミラーなど刺さる対面であれば、意識してげっこうしゅりけんを狙うことはあります。

 

・ガラルサンダーV×1

ムゲンダイナやアルセウスに。ハピナスミルタンク対面もいるとありがたい。

封印石もありムゲンダイナに対してはドガスで止められたとしても余裕を持って勝てます。

 

ドラピオンV×1

ミュウVmaxに。あまりみかけませんがミュウツーV-UNIONも見えます。

雪道を貼ってくるタイプに対しては、キバナ+ミラージュゲートで無理やり動かす事もあります。

 

ライコウV

ルギアやそらをとぶピカチュウVmax、パルキアに。そらをとぶピカチュウVmax相手はワザを振られているとダメージが通らないのでひと手間加える必要があります。

基本的にアルセウスを放置し、あなぬけの紐+ボスからのライトニングロンドで倒します。

これでもベンチが絞られていると打点が届かないため、予めおとぼけスピットで110点乗せておくか、ロストマインを噛ませないと無理です。ビッグパラソルもあるので、キツいことには変わりはありません。

 

・クイックボール×4

たねポケモンに触ることができるカードは減らしたくなかったので4枚。

バトルVIPパスよりもキャプチャーエネルギーの方が好みです。

 

・ヒスイのヘビーボール×1

ピン刺しのポケモンも多くサイド落ちケア。

雑に打ってもキュワワーが1枚くらい拾えますし、序盤のサイド落ちの確認が肝なのでその負荷を大きく減らせます。

 

・回収ネット×4

ロストゾーンを貯める速度を落とさない為に4枚必須です。スタン落ちが悲しい。

 

・いれかえカート×1

・あなぬけのひも×3

合わせて4枚。多いに越した事はないですが、このデッキは他に必要なカードが多過ぎるのでこれ以上は増やせませんでした。

 

・ふうせん×1

1体は常駐させたい風船キュワワー

とはいえ回収ネットやあなぬけのひも等で逃げの権利を極力使いたくないため、1枚。

 

・ミラージュゲート×3

4枚の構築が多い印象ですが、キバナだけでもワザを使えるエネルギーを満たせる事も多く、個人的に3枚あれば回せると思っています。

 

・ポケギア×1

もともとは2枚入っていました。このデッキを人に貸した場合、真っ先に抜かれるカードだと思っています(笑)自分の中では5枚目のアクロマ、3枚目のキバナです。

初手でアクロマの実験へアクセスする可能性が上がった事、ガラルマタドガスではなえらびが使えなくなった時に脱出手段を探す事、後半山が薄くなった時にほぼ確定で欲しいサポートを抜けることと役割は多岐にわたります。ここは最後まで抜けませんでした。

 

・ふつうのつりざお×2

アタッカーを使いまわす事が多いため、2枚必要です。多くても少なくてもダメ。

 

・空の封印石×1

ミュウVmax・ムゲンダイナ相手の勝率が安定します。

ムーランドでマウントを取られると無理だったルギア相手も、捲るチャンスが増えました。

今回のデッキ選択を決定づけた1枚。

 

アクロマの実験×4

デッキのエンジン。4枚必須。

 

・キバナ×2

封印石持ってきてライコウドラピオンを動かす事が多いです。

ミラージュゲートとセットでゲッコウガやザマゼンタを動かせるのも強い。

3枚欲しいシーンもありました。

 

・ボスの指令×1

基本的に対面に合わせるデッキなので1枚あれば十分でした。

使わなくても勝てるゲームが多いです。

 

ツツジ×2

1枚採用の構築を見かけますが、個人的に絶対削れません。

捲って勝つ事が多いので、ゲーム中1度は噛ませる事が多いです。

ポケモンVがスタートで着地してしまった時は必ず打ちます。でないと負けます。

 

・トレーニングコート×1

相手にもメリットを与えることや何ターンも使える事は希なため、半分使い捨て感覚です。

環境のシェア上位であるルギアやミュウに対しては相手のメリットがないため、レギュ落ち間際で評価が上がりました。ミュウ相手は雪道を解除するため、雑に貼ってはいけません。

 

シンオウ神殿×1

ツツジとセットで。元々2枚でしたが、雪道と異なり完全停止するのはレジくらいでツツジを打つタイミングで重ねる事が多いことと自分のキャプチャーエネルギーを阻害することがあるので1枚減らしました。恥ずかしながら、練習で先に神殿を貼ってからキャプチャーを貼ってしまうことがあり、練習を繰り返すことで直しました。

 

・キャプチャーエネルギー×3

バトルVIPパスと選択ですが、後半でも生きるためこちらに軍配。

4枚欲しいですが、既にエネルギーが過剰なためこれ以上は増やせず。

 

 

・基本鋼エネルギー×3

・基本水・雷・闘・超各2

ザマゼンタ入りのロストバレットは鋼エネルギー4枚が主流ですが、3枚でもなんとか回せるため3枚にしました。残りのエネルギーもギリギリです。

 

 

最後に、今回の構築のベースとなったのはせん氏(@Flameor_b)のnoteでした。各方面への立ち回り等、この記事を基に練習し続けました。

素晴らしい構築でした。この場を借りて感謝を。

note.com

note.com

※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。

【イベントレポート】2022/11/23 ホウキポケモンリーグ

どうも。かじゅです。

 

今回は久しぶりの自主公認イベントのレポートです。

11月23日、カードボックスアリオン皆生店さんにて3人チーム戦「ホウキポケモンリーグ」を開催させていただきました。

 

 直前までシティリーグの練習に時間を取られており米子に赴いてイベントの告知があまり出来ておりませんでしたが、当日にまでに合計9チームものご参加がありました。本当にありがとうございます。

いつも私と練習している県東部~中部のメンバー達に加え、島根からも強いプレイヤーがチームを組んで集まっていただき賑やかな大会となりました。

 

 今回のイベントについてはデッキ構築について「チーム内で使用できる同名ポケモンは4枚まで」という制約を設けさせていただきました。

 これにより、3人同じデッキで出るという事を防ぎたかった事と、どの順番でどのデッキをぶつけるか、という駆け引きも生まれるようになります。

 個人的にはルギアVstar・ミュウVmax・ロストバレットorレジギガスorゾロアークバレットあたりが人気と見ていました。加えて、大将にルギアVstar・ミュウVmaxを据えるチームも多そうだったので、自分が出るのであれば非ルール中心のデッキを大将に置いていたと思います。

 事前のデッキチェックもさせていただきましたが、おおよそ想像通りのシェアで、ルギア+ミュウの+αに何を置くか、というのがチームの個性が顕著に現れていました。

 

 また、今回のイベントの上位賞としてオリジナルの盾を用意させていただきました。

■当日用意した盾

 

 公認イベントという看板を背負っている以上、パックやボックスなどの賞品を設けた事によるリスクを考えると独自に賞品を作った方が無難と考えています。

昨今のTCGを取り巻く事情を鑑みると「転売価値がない」という点も少し意識しました。(あまりこのような事は考えたくないですが)

 自信の経験からも、シティリーグ入賞時に形に残るものがない事に寂しさを感じており、結果や思い出が形に残って欲しいというのが一番の目的です。

 

当日はドタキャンや飛び入り参加もなく全員時間内に集合いただきました。

円滑な大会進行にご協力いただきありがとうございます。

カードボックスアリオン皆生店さんにもTwitterで何度も告知いただき、徹底いただくことが出来たと考えています。

■受付の様子

 

 感染症の関係でやむを得ずキャンセルとなってしまったチームもあり、全体のチーム数が奇数になってしまったため、運営2名は不戦勝チームの代表者2名と対戦しておりました。そのため、予選の様子の写真が撮れておりません。。。

 

スイスドロー4回戦で予選成績上位4チームが勝ち上がりとなります。

特に3位以下は接戦となり、オポネントでの僅かな差で決まりました。

 

【予選1位】

田中マルクス闘莉王チーム (shuさん・シンタさん・ヘタレさん)

【予選2位】

氷帝ポケカ部チーム(ユウスケさん・とりさん・かもさん)

【予選3位】

チームよりあいチーム(アーミーさん・群青さん・トシアさん)

【予選4位】

空○丼チーム(くーちゃんさん・円花さん・とんとんさん)

 

全勝での1位通過は島根の強プレイヤー、ヘタレさんを中心に集まった田中マルクス闘莉王チームでした。ヘタレさんもshuさんもシティリーグ入賞経験あり、シンタさんはポケモンカードキャラバンで我が鳥取県今井書店を守ってくれたプレイヤーです。

ヘタレさんが大会前日に募集していらっしゃいましたが、すぐにメンツが揃い主催者としても安心しました。(告知が行き届いておらず失礼いたしました)

 

予選2位の氷帝ポケカ部チームも島根在住経験のあるユウスケさんを中心に揃ったチーム。鳥取プレイヤーのとりさん・島根プレイヤーもかもさんを繋ぎ合わせて鳥取島根混合チームが出来ました。かもさんもシティリーグ入賞経験持ちです。

 

予選3位以下は私と日頃練習しているプレイヤーの中で組まれたチームでした。

予選3位のチームよりあいの群青さん・アーミーさんは平日の遅くまで私と練習に付き合っていただいているご一家。いつもありがとうございます。群青さんはシティリーグベスト4のご経験有り。そして大将を務めるトシアさんは私と肩を並べる練習メンバーのエース。

昨年度以降参加しているシティではほぼ決勝トーナメントに上がっており、最終シーズンではシティリーグ準優勝でした。自分が参加者側なら一緒に組みたかったです。

 

予選4位の空○丼チームは私とトシアさんと出会って急成長した一家のチームです。

くーちゃんは昨シーズンCL福岡3位、シティリーグ優勝経験多数、ジュニアCSPランキング全国1位、WCSTop8と輝かしい実績が並びます。円花ちゃんもそんなくーちゃんと練習しめきめきと上達、昨シーズンのシティリーグでは大人に混じってオープン会場に参加し見事準優勝に入賞しました。

 

■決勝トーナメントの様子

 

以下、トーナメントの結果です。

田中マルクス闘莉王チームチームは決勝トーナメントでも全勝!

他チームを圧倒しました。デッキ選択も素晴らしく、全てが噛み合っていました。

 

■表彰式の様子

 

参加者のみなさま、ご参加いただきありがとうございました。

今回のイベントはいかがだったでしょうか? 

好評の声もいただきましたので、チーム戦についてはまた改めて開催したいと考えています。一方3人集めるのが難しいという声もありましたので、個人戦や2人チーム戦など参加のハードルを下げたイベントも検討していきます。

 

最後に。今回のイベント開催についてはイベントオーガナイザーのはしもさん・カードボックスアリオン皆生店さんのご協力なくして成立しませんでした。

公認イベントと銘打って行う以上、運営は資格を持っていらっしゃる方望ましいのかなと考えています。県内ではこれまでアクティブに活動されているオーガナイザーさんが出てこなかったので、複数の資格保有者で運営出来る体制が出来たのはとてもありがたかったです。参加者の方の安心感にもつながりました。

 県内東部では今回くらいの規模でイベントを行うためには大きな会議室を行う必要があり、会場を借りるだけで大きなコストがかかります。過去に、県内中部での開催を検討しましたがコスト面で断念したこともあります。それを今回カードボックスアリオン皆生店さんが店舗スペースの使用を快諾していただき助かりました。

お陰で、上位賞に費用を回すことが出来ました。

 

 元々このイベント自体は今年の夏頃から企画していたものの、鳥取県内の感染症拡大、そして自分自身も感染症感染してしまった事により1ヶ月ほど外出を控えていたため、当時はとても開催できる情勢ではありませんでした。それが情勢を見ながら、この秋やっと開催することができました。進行で一部ご迷惑をおかけする場面がありましたが、大きなトラブルもなく完遂出来た事で大きな達成感がありました。

 企画からバックアップをいただきましたはしもさん、カードボックスアリオン皆生店さんには感謝しかありません。自分だけの力ではこのイベントは出来ませんでした。準備段階から当日までフォローいただいたおかげです。重ねて御礼申し上げます。

 

それでは。

2022/09/17 チャンピオンズリーグ横浜2023

かじゅです。

2023年シーズンがついに開幕しました。

 

昨シーズンは緊急事態宣言の期間もあり、県外への遠征が出来ずシティリーグをフルで走りきる事ができなかったため不完全燃焼に終わってしまいましたが、一緒に歩んできたジュアのくーちゃんがWCSに出場しTop8に残るなど嬉しい出来事もありました。

 

そんな世界大会も開けて間もなく、CL横浜が開催となりました。

私自身はロストアビス発売直後に自分が新型コロナウイルスに感染してしまった事と、ギリギリまでくーちゃんの世界大会の調整をしていて、あまり新弾のカードに触れられておりませんでした。とはいえ、来年のWCSは日本での開催ということで、少しでも世界大会に出られる機会には出場したいと思いCL横浜には申し込みを行いました。

 

結果は当選。

同様に、一緒に練習しているトシアさん・くーちゃん・まどかちゃんも当選し、短い期間ではありますが平日も含め調整を続けます。

 

私もトシアさんも直前まで構築を悩み続け、お互い異なるデッキを使う事になったものの私が最終的に至ったデッキはこのようになりました。

何種類かギラティナのレシピを作っており、他の方のギラティナのレシピを見比べながら良い要素を取り入れ、この形になりました。

※デッキの内容については後述します。

大会前日について

今回の遠征にあたり、宿を探す過程で関東在住のなにものかさん(@nanimonoka)に泊めていただけるかダメ元で相談をしたところ快諾していただいた為お世話になる事になりました。

 

ポケモンカード黎明期から現代に至るまでの膨大な知識をお持ちのなにものかさん。

有名プレイヤーさんとのコネクションも幅広く、とても有名な方です。

過去に中国地方にお住まいのご経験があり、一度だけ自主大会でご一緒した事もあります。 

ご存知ない方に向けて、なにものかさん自信のご経験について語られた記事も併せてどうぞ。

nanimonoka.hatenadiary.jp

豊富な知識から書かれるブログは公式から発信される情報より詳細で、改めて読み返してもとても面白い記事ばかりです。興味のある方はぜひ。

 

私が横浜入りしたのは平日であったため、お仕事が終わるまで私は横浜のポケモンセンターパシフィコ横浜の下見を行っておりました。

https://twitter.com/kajuholy2/status/1570688045619507200

 

そして夜になにものかさんと合流し、一緒に横浜家系ラーメンをいただきました。

当日のマッチアップについて

①L 連撃ウーラオス

②W 連撃ウーラオス

③W パルキアVstar

④W ミュウVmax

⑤L パルキアキュレム 

⑥W ロストツールボックス

⑦L ゼラオラファイヤー

 

1回戦 連撃ウーラオス L

先攻取ってヤミラミスタート。 相手はメッソン。

しかし手札が基本エネルギーが3枚、ギラティナVstarが1枚、ミラージュゲート、エネルギーリサイクル、ポケモンいれかえと先に進める手札が全くありませんでした。

デッキによっては後攻で終わる可能性もありましたが、出てきたのは連撃ウーラオス

2ターン目。ポケモンにアクセスできなければ負けの場面で引いたのはキャプチャーエネルギー。本来ならキュワワーを並べたい所ですが、ここも次のターンキョダイレンゲキで全滅する可能性があるため、かがやくゲッコウガを選択。かくしふだからキュワワーに触りますがあまりにもテンポが遅すぎました。ギラティナの準備まで持って行きましたが、相手もツツジを考慮したダメージの置き方をされたため、一方的に押され負け。

 

2回戦 連撃ウーラオス W

先攻とってキュワワースタート。相手はメッソン。順調にキュワワー2体目を出してロストゾーンを肥やし始めます。返しにどんどん呼ぶで盤面を広げられますが、すかさずセイボリーを合わせ相手の盤面を絞ります。1戦目と同様、キョダイレンゲキで一度にキュワワーが2体倒されないように回収ネットで盤面を整理しながらメッソンをウッウで倒し裏工作ラインを減らしていきます。連撃ウーラオスVmaxが出てきたタイミングで一気に倒しにいく選択をし、ネオラントからアクロマの実験と繋ぎロストゾーン10枚。

ロストインパクトで連撃ウーラオスを倒し、返しの相手も止まったため裏のクロバットVを倒して勝ち。

 

3回戦 パルキア W

先攻取ってキュワワースタート。相手はメッソン。先行でキュワワー2体でロストゾーンを2枚増やし、番を返します。相手はパルキアを出しながらどんどん呼ぶ。このゲームもセイボリーを打ちながらロスト4枚貯めて、ウッウで前のメッソンを倒します。相手は残ったジメレオンを進化しながらパルキアVstarを育て、パルキア2体目を用意します。こちらはあなぬけのひも+ウッウで裏のパルキアに傷を入れる想定が、まさかのジメレオンが前に出てきました。ジメレオンを倒して裏工作ラインが消え、動きが鈍くなった所でギラティナVstarを育て、こちらのギラティナを倒すのにもたついている間にパルキアを倒し続けて勝ち。

 

4回戦 ミュウVmax W

後攻でヤミラミスタート。相手はミュウV。ウッウロボが外れ、クイックボールでゲノセクト2体を並べただけで番が帰ってきました。こちらはボールもなく、ポケモンに繋がる可能性があるカードは手札にアクロマの実験のみ。5枚めくり、全くボールや現物が捲れず絶望していると5枚目にヒスイのヘビーボールがヒット。藁にもすがる思いで使用し、キュワワードラピオンV・かがやくゲッコウガがありました。

入れ替え+エネルギーもあったため、ドラピオンVを持ってくればかなり有利になるのですが、アクロマを打つ前の種切れのイメージが焼きついていて何を思ったかキュワワーを選択。完全にミスをし、気付いた時には既に遅し。ドラピオンはサイドから回収するしかなくなります。キュワワーでなんとかキャプチャーエネルギーに到達したためキュワワーを並べてロストを肥やすことに徹します。

相手も動きが芳しくなかったのか、攻撃できずゲノセクトを壁にしたりする番が続きました。こちらはなんとかサイドからドラピオンを回収するため、ギラティナをその隙に育てゲノセクトやミュウを倒しに行きます。相手もドラピオンが入っている想定でサイコジャンプでキュワワーを少しずつ倒すなど、丁寧なプレイングで回されていました。

ミュウVmaxが出てくる頃にはギラティナも育ち、スターレクイエムできぜつさせたタイミングでサイドからもドラピオンVを回収。これは本当に運が良かったです。

あとから出てきたミュウVmax2体目をドラピオンVで倒して勝ち。

ゲームの結果に影響を及ぼすレベルのミスをしてしまい、反省です。

 

5回戦 パルキアキュレム L

後攻で相手はキュレムスタート。こちらはギラティナスタート。

相手は順調にパルキアヤレユータンと盤面を広げてきますが、こちらはキュワワーに到達するカードがありません。アクロマの実験からも触れず、アクロマで引いた輝くゲッコウガに回収ネットを使って再利用して引き続けるもキュワワーに触れられるカードなし。

危険ではありますが、ギラティナ2体目を裏に置きながらアビスシークを喋るしかありませんでした。相手は引き続きキュレムVmax・パルキアVstarと用意し盤面が完成してしまい、こちらは一向にロストもたまらぬままアビスシークを連打するしかありませんでした。ギラティナVが2体取られた後に前のキュレムVmaxにウォッシュ水エネルギーを貼られ完全に詰み。最後まで思うように動けませんでした。

 

6回戦 ロストツールボックス W

マッチングを見て絶望しました。対戦相手はCL・JCSの上位常連のharu(@takenokokinokoh)さん。2018年のJCS決勝や2021年のJCS準決勝など過去の配信にも多数登場していらっしゃいます。

  

www.youtube.com

この大会で一番緊張した相手ではありますが、本当に強いプレイヤーと対戦出来る事が本当に光栄で緊張と同じくらい興奮した一戦です。

実際にお話してみてとても丁寧な方で、今回泊めていただいたなにものかさんのお話で盛り上がり少し緊張が和らぎました。

 

緊張のあまりこの試合の中身は記憶が飛んでしまっており、先行を取られお互いキュワワーでロストゾーンを増やしウッウで殴り合う展開となりました。こちらはネオラントVでスタートしたもののアタッカーで使う想定で動いておりましたが、アクアリターンで居座り1回攻撃を受け流すつもりだったところがこだわりベルト+ジグザグマ+フリーザーでワンパンされたので計算が狂ったシーンもありました。

 

格上の相手でどこでも負けの可能性がチラついてしまい、相手がサイド3枚のタイミングでツツジを打ち、そのあとの返しもツツジをもう一度打ってウッウで押し続けました。2発目のツツジでとうとう止まり、辛くも勝利しました。

緊張のあまりカット時にカードを机から落としてしまったりとご迷惑をおかけしました…

 

7回戦 ゼラオラファイヤー L

ドラピオンスタートで後攻。相手がゼラオラスタートで裏工作軸という事がほぼ確定し、

ロストを肥やせればゲームになると思っていましたが今回もアクロマやウッウになかなか触れない展開になります。どんどんよぶからセイボリーを今回も合わせられましたが、本当に打ちたいのはセイボリーではなくアクロマの実験。テンポが遅いです。

 

マナフィも置かれておりげっこうしゅりけんで無理くりメッソンラインを潰すことも出来ず、思うように動けず後半ファイヤーとリザードンを2面作られ負け。

リザードンが動くターンにギラティナVstarに進化しておけば要求値も上がりワンチャン耐える可能性もありましたが、リソースがかなり細いゲームで安易にロストインパクトを打つこともできず。

 

目標としていたDAY2はおろか、勝利賞のヒスイバクフーンのラインにも届かず。

加えて、得意としていたうらこうさく軸のデッキ相手に微妙な動きとなり負けてしまった事もあり、なかなか今回の結果を素直に受け入れられない自分がいます。

 

一緒に練習していたトシアさんは6勝3敗で完走手前まで。

目の前に京都優先権も見えていただけに、惜しい結果でした。

 

その後、なにものかさん・トシアさん・きみのん君と横浜中華街に繰り出しました。

普段食べるものに気を遣っているため、食べたいものを思い切り食べられたのは気分的にも楽になりました。デッキの検討で精神的に参っていたこともあり、ストレス発散も出来たかと思います。

このチャーハンが辛いもの好きの自分にはたまらなかった

あまり関東方面は来る機会がないので、時間が許せば日・月も観光をしたかったですが、台風が近づいており帰る手段を失いかねない状態だったので日曜の早い時間に帰ることにしました。

当日使用したデッキについて

1から60枚自分で考えたわけではないですが、使用したデッキについて触れていこうと思います。

 

ギラティナVギラティナVstar 3-3

元々ギラティナVが2枚、Vstarが3枚といった内訳で練習していました。

ただ、アルセウス軸のデッキやエンペルトで妨害を図ってくるデッキに対しては早々にギラティナVstarを作りたいため、3枚に増やしました。スタートしたいポケモンキュワワーであるため、4枚とはしませんでした。

 

キュワワー 4

絶対にスタートしたいポケモンのため、減らせません。

 

・ウッウ 1

序盤、場合によっては後攻1ターン目に動かしたいポケモン。2枚あると使い勝手は良いですが、結局1枚で事足りるケースが多く、この1枠を他のカードのスペースに譲りました。

非ルール持ちのポケモンと戦う時はアタッカーの中心となりますが、止まったりしない限りは2体目が動かせるタイミングはロストゾーンの枚数がミラージュゲートが使用可能な状態になっているはずで、ゲッコウガギラティナを動かしたいという思いがあります。

 

ヤミラミ 1

裏工作ラインの掃除役。中盤~後半に使用出来ればよく、途中サイドから回収する事もあるので1枚で十分と感じました。

 

・かがやくゲッコウガ 1

輝く枠。手札の供給がほぼはなえらびとアクロマのみのため、縦引き出来る手段は多い方が良い。もちろん、重要なアタッカーでもあります。

 

ドラピオンV 1

ミュウVmax対面の勝率がこの1枚で大きく上がりました。ロストシティ搭載型のミュウVmaxが増えてきましたが、ドラピオンVとスターレクイエムでミュウVmaxを2体倒すという明確な勝ちプランがありもっと本戦で当たりたかったというのが本音です。

 

ネオラントV 1

基本的にはアクロマの実験を持ってくる役で、採用されていると後攻の動きも安定します。ロストミラーの場合、相手のウッウの攻撃を耐えながら相手を倒しダメージも流せるアタッカーにもなりえます。

ピンポイントでカードを持ってきづらいデッキですが、ツツジやボスでゲームを決めに行く場面でも使えるため、序盤から中盤まで腐りにくいポケモンです。

 

・クイックボール 4

キュワワーにアクセス出来る手段のため、4枚採用。

また、ネオラントから後攻でアクロマを打ちたい場合にも重宝します。

 

・ヒスイのヘビーボール 1

1枚採用のポケモンが多いデッキのため、サイド落ちケアの為1枚採用。

 

・回収ネット 4

キュワワーを使いまわすため4枚採用。ウッウから110ダメージを受けた輝くゲッコウガや、レジエレキの40ダメージを受けたキュワワーが後で倒されない為にダメージを流すためにも使用。

 

ポケモンいれかえ・あなぬけのひも 2-2

どちらも使用したい場面があるため、それぞれ2枚ずつ採用しました。

エンペルトVやガラルマタドガスなど、バトル場でこちらの動きを阻害してくるポケモンで動きが止まりがちなので、どかすためにもあなぬけのひもは多めに採用したい。

一方、どんどん呼ぶの後のメッソンを倒すときなどはポケモン入れ替えの方がありがたいケースもあります。たね中心のデッキのため入れ替えはいれかえカートでもよかったかもしれません。

 

・ロストスイーパー 1

おおきなおまもりをつけたVstarをワンパンするために採用。また、一応ロストゾーンを1枚増やすこともできるので2-2-2というロストゾーンの増え方をした場合、丁度よく条件を満たせる場合もあります。

 

・ミラージュゲート 4

複数色のエネルギーを必要とするデッキのため、ロストに巻き込む事も考慮し4枚。

 

・ふつうのつりざお・エネルギーリサイクル 1-1

ウッウやヤミラミを使いまわしたいため、つりざおが後半欲しくなります。

エネルギー消費も早いデッキであり、つりざおだけでは回収が追いつかないケースもありエネルギーリサイクルと1-1での採用。

 

アクロマの実験 4

序盤から中盤にかけて打ち続けたいサポートのため4枚。

 

・ボスの指令 2

対面に合わせてアタッカーを幅広く使い分けられるデッキであることと、アクロマツツジを打ちたい場面がほとんどのため、2枚でも不足した感覚はありませんでした。

後述のセレナもありますが、こちらは少し過剰だった気がしています。

 

・セイボリー 1

レジ・パルキアへのアプローチ手段。

基本採用されていないカードであることから、対面のメッソンはどんどんよぶで最大限ベンチを埋めてくれるため刺さりやすい。

とはいえ、レジをこの1枚で止められるかは疑問符がつくことと、打ちたいタイミングでピンポイントで触りにくいため、レジに対しては別のカードでアプローチをかけた方が良い気がしています。

 

ツツジ 2

裏工作ラインを潰してツツジを打つ、というパルキアに対して明確な勝ちプランがあります。ヤミラミを絡めながら可能であれば2回打ちたいですし、ロストに巻き込まれる事を考慮すると2枚必要と考えています。

1枚マリィにしても良いかもしれませんが、ツツジの撃ち合いのようなケースもあるため、枚数は多い方が後半強い気がします。

 

・セレナ 1

ボスの指令3枚目かつ、山を進めたい時に選択肢を広げられる1枚。

はなえらび等でボスとロストゾーンに送りづらいカードを天秤にかけるシーンがあった際のストレスを減らす為に採用しましたが、有効に働く場面はありませんでした。

 

・基本超エネルギー・基本草エネルギー・基本水エネルギー 4-4-3

参考にしたレシピのエネルギー配分をそのまま転用しました。

他に枠を譲るにもこれが限界かなと思っています。

 

・キャプチャーエネルギー 4

ギラティナにバトルVIPパスを4枚入れる事に抵抗があり、それでもたねポケモンへのアクセス手段を増やしたいのならここを4枚にすべきと考えています。

序盤のキュワワーの展開+にげるエネルギーと2枚分の動きが出来ることや、ロストインパクトで雑にロストに送れる点で高評価でした。ただ、手張り権を行使した後に引くとおいしくないカードなため、数枚か霧の水晶あたりに変えるのも選択肢に入れられるかなと当日考えたりもしました。

デッキ構築における反省点

マナフィを採用すべきであったこと

相手のげっこうしゅりけんはこの環境で常に警戒すべきポイントであるものの、回収ネットで2体当時にきぜつしない盤面を作る事は日頃から意識していたため、マナフィがなくてもパルキアに対しては勝てると思っていました。ただ、冷静に考えると素直にマナフィを採用していれば使わなくても良い回収ネットが生まれたこと、キュワワー2体を常駐させてツツジやマリィの返しでも最低限山を掘れる体制が作れたという意味では結果的にマナフィを入れたほうが安定したと考えています。加えて、当日は連撃ウーラオスを2回も踏んでしまい、キョダイレンゲキをちらつかせる事によって盤面に置けるポケモンを縛られてしまった事で自分の構築の甘さを痛感しました。

 

ジグザグマを採用すべきであったこと

メッソンラインであればかがやくゲッコウガヤミラミを組み合わせて楽にサイドが取れるのですが、対ロスト軸を相手した際に残り1、2点が微妙に足りないケースを感じました。(キュワワーマナフィなど)

haruさんと対戦した時もジグザグマとの組み合わせで自分のデッキでは出せない打点が綺麗に出ていたのを見て入れるべきだったと反省しました。

 

③セレナ・セイボリーの枠

採用カードの説明の箇所でも書きましたが、この2枚のサポートは使っていてやはり浮いていた感覚がありました。セイボリーはギラティナ側から飛んでくるイメージが薄く最大限恩恵を受けられる機会は多かったものの、結局3枚引くだけになるため使うのを見送ったケースもありました。また、セレナについても

 

ギラティナを選択した理由

今回のデッキが決まったのは本番の3日前です。

それまで練習のたびに持っていくデッキが二転三転する今までの自分にはあまりないパターンでした。最初は一番自分が動かし方を慣れているパルキアを持っていく予定でした。そこからアルセウス+ギラティナ+そらをとぶピカチュウに対し勝率が芳しくない事や、ロスト軸のギラティナに対して不利である事に気付き早々に没。

次に候補に挙がったのはヒスイゾロアーク。Vガードエネルギー+おまもり+かがやくサーナイトでの耐久値に魅力を感じ、総じて相手の打点要求の上がった環境にも適合していると感じます。しかしこれもまた要求値の高いデッキであり、最大で14回戦にもなる予選を勝ち上がるのは現実的ではないと判断し没に。

トシアさんが直前まで候補に挙げていたミュウに逃げる事も考えましたが、色々なデッキをぼーっと眺めていた所ギラティナが目にとまり、そこから自分のギラティナを改造し現在の構築に至りました。

 

多くの方のnoteなどにはTier表などを書かれる事が多いですが、個人的には細かいTier順はあまり重要ではないと考えています。

今回意識したのは「パルキアギラティナ・ミュウに対して不利を取らない」というただ一点です。デッキ選択は直前になってしまったものの、このコンセプトがブレる事は無かったため、もう1度CL横浜に出られるとしたら同じようにギラティナを使っています。

(細かい部分の構築は変えていると思いますが)

さいごに

今シーズン初のチャンピオンズリーグは微妙な成績となりました。

次回からのチャンピオンズリーグの抽選も当選が怪しくなってしまいましたが、

今までのシーズンと同様、シティリーグでコンスタンスに上位入賞する事でWCSの権利を狙っていきたいと考えています。シティリーグやチャンピオンズリーグを自粛していた期間は質の高い練習が出来る土壌を作る期間に充てていました。今年はその土台が出来上がったシーズンであるため、今回のような短い練習期間であっても結果は伴わなかったものの、プレイの質を高められる事を実感しました。

 

まだシーズンははじまったばかり。

昨シーズンくーちゃんが踏んだ世界の舞台に立てるよう、切り替えて勝ち進んでいこうと思います。

最後になりますが、いつも練習していただいている練習メンバーの皆様、寝床を提供いただいたなにものかさん、対戦していただいた方々、Twitterを介して応援してくれる皆様、本当にありがとうございました。

 

※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。

自己紹介も兼ねて

かじゅです。

 

最近Twitterで下記のような画像が流れてきました。

(出典がわからず申し訳ないです)

この手のシリーズは定期的にTwitterに流れてくるような気がしますが、今年になって新しく知り合った方も増えましたので、自己紹介も兼ねてブログの記事にしたいと思います。

 

最近ですと大会レポート以外の記事は珍しいですね。

 

1.今の使用デッキは?

よく見かけるデッキは大体組んでいますが、先月のシティリーグの練習や、メンバーの練習相手としてパルキアVstarのデッキを使用する機会は多いです。

PTCGOではカードが集めやすかったこともあり、アルセウスジュラルドンを愛用しています。

 

2.過去一番好きだったデッキは?

序盤からかなり難しい質問ですね。。。

基本的に選択肢が多いデッキを好む傾向にあり、同じデッキをずっと使っていた期間の長さを考えるとマグカルゴLOかもしれません。

ルガルガンゾロアークジラーチサンダーUB・ルカメタなど候補が多すぎて迷いました。


3.過去一番強かったデッキは?

実績から考えても、シティリーグで使用したルカリオ&メルメタルです。

練習の時点でも苦手な対面がほとんどなく、自信を持ってシティリーグに持って行けました。

 

4.初めて組んだデッキは?

小学校時代の旧裏のデッキを除くと、実はパルキアGX(ドラゴン)です。

初めて買ったデッキビルドボックスに入っていたパックで当たり、周りからカードをもらって自分で組んだのはこれが初めてでした。

ここからグレイシアGX⇒ギャラドスGXと推移していきます。

 

5.相棒と呼べるカードってある?

やはりルカリオ&メルメタルGXでしょうか。実績を出した分、思い入れが強くなった1枚です。

 

6.一番印象に残っている対戦は?

2019年11月のシティリーグ岡山 予選4回戦のさっつんさん(@pokecasamurai)との対戦です。

詳細は下記記事にて。

kaju-poke.hatenablog.jp

初めて対戦中に「あぁ、この方は自分よりも遥かに上手いプレイヤーだ」と体感した試合です。

結果的にLOで勝つ事が出来たのですが、節々のプレイングが絶妙で、今でも改めて対戦したら自分が負けると思っています。

対戦後も気持ちよく接していただき、尊敬するプレイヤーの1人です。

 

7.トラウマになったカードは?

ゲッコウガかげぬい)・ゲッコウガBREAKです。

一緒に遊んでいた式見さんが愛用していたカードですが、当時初心者の自分には成すすべもなく、座っているだけでゲームが終わる試合が多かった為ストレスも大きかったです。あまりにも嫌でこの時期は本気でポケモンカードをやめようと思っていました。

 

8.憧れのプレイヤーっている?

これも数が多く難しい質問です。代表的な方でいくと、

 

・独創的なデッキを作り、安定した実績を残しているとーしんさん

ギャラドスを使って初代ポケカ竜王に就任されたななやまさん

・CLの優勝コメントで「プレイヤーとしてもイベントオーガナイザーとしても一流でありたい」という今の自分を支えている言葉を残された朗(あきら)さん

・シティリーグで出会った素晴らしいプレイヤー、さっつんさん

 

挙げていくときりがありません。自分も地元で尊敬されるようなプレイヤーになるように日々練習を積んでいます。

 

9.死ぬほど恥ずかしいプレミは?

あまりないですが、覚えている内容ですとギャラリーがいる中で「回収ネットで戻す予定のジメレオンにエネルギーを貼った」事でしょうか。

改めて考えてもなんでこんな事をしたのか思い出せません。

 

10.持っている中で最高額のカードは?

リーリエのSRではないでしょうか。あまり金銭的価値に興味がありません。

絵柄もがんばリーリエよりこちらの方が好きです。

 

11.組めなかった憧れのデッキはある?

スタンでは無いですが、エクストラのビーチロック、殿堂のテールリベンジギャラドスは憧れていたデッキです。殿堂のギャラドスは今も細々とパーツを集めていて、集まれば組みたいと思っています。

<参考レシピ>

●ビーチロック

cardrush.media

ギャラドス(テールリベンジ)

https://nyskhira3fm.diarynote.jp/201005050739077130/

 

12.スリーブにこだわりはある?

県内のポケカプレイヤーの中でもスリーブにやかましい方だと思っています。

SRのギラつきが抑えられるのでマット加工のスリーブを愛用していますが、トーナメントシーンで持ち込めるだけの品質水準に達するスリーブがないため、ドラゴンシールドのサファイアをシティリーグ等では使用しています。

 

●ウルトラプロ プロマット

 

●ハイパーマットプレミアム

●ハイパーマット白

●ドラゴンシールド サファイア

好きな色が青なのもあり、その中でも色合いが綺麗です。

13.プレイマットにこだわりはある?

大会用はメガギャラドス、練習用はルカメタで使い分けています。

14.対戦してみたいフォロワーさんは?

・なにものかさん

・CHARIさん

・ズンさん

15.喉から手が出るほど欲しいカードはある?

喉から手が出るほどでは無いですが、しいて言えばギャラドス☆でしょうか。

16.過去一遊んだ環境は?

サンムーンかと思いましたが、練習環境が整って練習に当てられる時間が増えた事を考えると、今のソードシールド環境かもしれませんね。

17.過去最高戦績は?

ティーリーグ優勝です。前述の記事の通りです。

18.パックで当てた最高のレアカードは?

金額を調べないので詳しくはわかりませんが、ピカチュウゼクロムGXとアルセウスディアルガパルキアGXのスペシャルアートだと思います。

19.自分の中で傑作と呼べるデッキは?

何度も出してしまうくらい、シティリーグで優勝したルカリオ&メルメタルの構築です。

20.一番大切にしているカードは?

一番好きなポケモンのキャラクター、フウロのSR3種です。

素敵なイラストで採録され続けているので、今後も新しいイラストで登場して欲しいですね!

 

以上です。

 

またこのような企画を見つけたらブログでお答えしていこうと思います。

それでは。

 

※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。

【入賞報告】2022/05/29 シティリーグシーズン6 カードボックス福山

かじゅです。           

 

私生活が忙しく更新が遅くなり申し訳ございません。

 

2021年シーズンのシティリーグもいよいよ最後を迎えました。

今回は、広島県のカードボックス福山店のシティリーグに参加し、

シーズン5に続き今回もベスト4の実績を収めることができました!

 

※今回は練習メンバーがJCSへの参加を控えている事から、使用したデッキについての事細かな解説は省略させていただきます。デッキレシピは既にポケモンカードプレイヤーズクラブのシティリーグ結果発表にて公開されておりますので、そちらからご確認ください。

https://event.pokemon-card.com/prior-reception-gym-events/1269/

 

 

  • シティリーグ前日について

このブログを読んでいただいている方の多くはご存知のとおり、私は普段岡山のシティリーグに参加しております。ただ、今シーズンのシティリーグは岡山が1日程に減らされてしまっており、枠が埋まっていた事からやむを得ず広島県のカードボックス福山の日程を選択することとなりました。

 

実はシーズン1でも同様のケースがあり、広島に行く予定だったものの直前で中止となってしまい、広島行きの予定が流れてしまった事もありました。

その際、シティリーグの他に計画していた予定があります。

 

ポケモンセンターヒロシマへ行くことです。

ポケモンセンターヒロシマギャラドスが看板ポケモン

ギャラドスが好きな私はずっと前から行きたくて仕方がなかったのですが、なかなか広島方面に予定がなく行く機会がありませんでした。

なんとしてでも行こうと決めていただけに、当時シティリーグが中止となってしまったショックはあまりにも大きなものでした。

 

今回はポケモンセンターへリベンジということで、シティリーグの日程を2泊3日とし、広島に前乗りした際にポケモンセンターまで足を運ぼうと計画。地元のフォロワーさんにも交通手段を聞き、シティリーグの練習と同じくらい、旅の計画も入念に立てました。

 

そして当日。高速道路での運転が楽だったのもあり、広島まで運転して念願のポケモンセンターヒロシマへ。待望のギャラドスとのご対面です。

長距離運転の疲れも吹き飛ぶくらい嬉しく、ずっとニヤニヤしながらポケモンセンターに入店するという完全に怪しい人になっていました。ポケモンストアなら行く機会はありましたが、実はポケモンセンターは2020年のチャンピオンズリーグ東京前日に寄ったメガトウキョー以来。嬉しさを隠しきれません。

そして店の中を歩いていると、カバンにキーホルダーをつけていた私にスタッフさんが

「あ!ギャラドスを連れてきてくれたんですね!」と声をかけていただきました。

 

こうして店員さんが声をかけてくれるのはポケモンセンターならではの文化ですね!

 

私「ありがとうございます!もうギャラドス好きなので来れたのが嬉しくて仕方ないんですよー(ギャラドスのTシャツを見せながら)」

スタッフさん「わ!服までギャラドスなんですね!楽しんでいってください!」

 

たまたま今回遊びに行った日は「COOL×METAL」シリーズのサプライの発売日でした。

あまり公式サプライを買わないので意識はしていなかったものの、せっかく買える機会が出来たという事で珍しく公式サプライなどを買っていきました。

 

そのあとは広島お好み焼きを食べました。

次の日にあまり疲れを貯めないように行動は最低限にしようと思っていましたが、思いの外運転が楽だったので、カードボックス福山店さんを下見しました。

シティリーグ開催の際は当日中にデッキのシェアなどの分析記事が上がるという気合の入ったお店です。噂通り広いカードスペースで、品揃えも豊富です。

そして、偶然にも新弾バトルの受付をしていたので予備のデッキを使って参加することに。

使ったのはアルセウスジュラルドンです。万が一の保険として実は持ってきていました。

 

1回戦 Bey 

後で相手を見てデッキを変えたと思われたくないので、対戦の様子は見ずショーケースを眺めていました。

 

2回戦 W ヒスイゾロアークVstar

2ターンでダブルターボエネルギーが2枚無くなったのを見ながら、エネのついたゾロアークを倒していけばいけると判断し、盤面を作ったところジュラルドンVmaxに攻撃が通らなくなったので順当に倒し続けて勝ち。

 

3回戦 WパルキアVstar

相手のベンチを広げるのを待ってセイボリーを重ね、パルキアのからの打点を最小限にします。展開の過程で普通の釣竿を捨てざるを得ない場面がありましたが、1体のジュラルドンを大事にして戦います。相手の動きから見てやまびこホーンがサイドに落ちているような気配を感じたため、盤面作りを優先させ、耐え切って勝ち。

 

4回戦 Wレジギガス

序盤から嵐の山脈を2枚見えた為、雪道での張り返しを誘うためにスタジアムを早めに貼り盤面を作ります。途中セイボリー+あなぬけの紐で崩しながら弱らせ、お守り付きジュラルドンVmaxを2体作ります。雪道も貼られますが、先にこだわりベルトを消費させた事が功を奏し、パワフル無色エネルギーの2枚ついたレジギガスの攻撃を耐えきり、サイドを取りきって勝ち。

 

遠征先の新弾バトルでもしっかりと優勝出来ました。

地元の新弾バトルにあまり出られていなかったので、ハマナのバックアップをここで集められて安心しました。

 

  • シティリーグ当日のマッチアップ

 

【予選】

1回戦W パルキアVstar

2回戦W ドガダイケンキバット

3回戦L ゾロアークVstar

4回戦W アルセウスジュラルドンヌメルゴン

5回戦W ミュウVmax

⇒予選7位通過

 

【決勝T】

⇒Best4

 

1回戦 W パルキアVstar

先攻を取られましたが、相手の場にパルキアが立たずメッソンが並ぶのみでした。

手札にバトルVIPパスがあったことも幸いし、パルキアを2体+どんどんよぶでベンチを展開します。相手の手札も良くないようで、ジメレオンへの進化もなくこのターンもパルキアが出てきませんでした。前のメッソンをふしぎなアメでインテレオンに進化させ、メッソンを倒していきます。ずっと相手の盤面に動きがなかったので、後ろにクイックシューターのインテレオンを立てて残りメッソン1体にしたところで投了をいただきました。

 

2回戦 W ドガダイケンキバット

また先行を取られ、ドガースを前にして番を返されます。

こちらはパルキア2体、メッソン2体を立てつつ、ガラルマタドガスを立てられる前にかがやくゲッコウガを出してかくしふだを使用しておきます。

相手は順当にガラルマタドガスに進化し特性を止めてきますが、こちらの手札にはカイがあったためカイでパーツを揃え前のガラルマタドガスを倒します。その後もガラルマタドガスを押し付けられますが、うらこうさくを使わずともカイで手札が順調に揃っていきます。その後もダイケンキV⇒クロバットVと倒し切り勝ち。

 

3回戦 L ヒスイゾロアークVstar

はじめて先行を取りますが、手札があまり芳しくなくポケモンをあまり並べられません。

相手はヒスイゾロアークV2体にゲンガー+ダメージポンプでいきなりダメカンを載せて準備を整えてきます。ここで前のヒスイゾロアークVを倒したかったところですが、パルキアVstarのあくうのうねりでも盤面の数が足らず倒しきることができません。

その後、280ダメージが出るゾロアークVstarを作られ、前のパルキアが飛びます。ポケモンが並んでいればメロンから入りたかったのですが、カイで盤面を広げなければパルキアVstarの打点も足らない状況で、やむを得ずここでスターポータルを使います。結局ここの遅れが最後まで響き、ゾロアークの供給も止まらず倒しきられ負け。

 

4回戦 W アルセウスジュラルドンヌメルゴン

先攻2ターン目からのパルキアVstarのあくうのうねりを押し付けることが出来た為、パルキアを複数立てながらアルセウスに傷を入れます。後半ヌメルゴンVが出てきたタイミングでクイックシューターを絡め、進化させる前にワンパンも出来ました。

最後はやまびこホーンで倒したアルセウスVを呼び出し、パルキアVにスターポータルでエネルギーを3枚つけベルトハイドロブレイクで倒して勝ち。

 

5回戦 WミュウVmax

 

バトル場にパルキア、ベンチにパルキアとメッソンという状態で後1メロディアスエコーに怯えましたが決まらず。メッソンが3枚サイド落ちしているのがわかったので、少しずつでもサイドを取っていく方針に。

うらこうさくに頼ることは出来ないですが、メロエッタオドリドリゲノセクトまで取り、なんとか場を作ってからの雪道ツツジで動きを止めました。1ターンもらえたため、裏のゲノセクトを倒し勝ち。

 

予選が終わり4勝1敗ではありますが、負けたのが3回戦とあってあまりオポネントが高くないと考えておりました。

結果発表までの時間まではらはらしていましたが、無事7位で予選を抜けることが出来ました!

 

決勝トーナメント

 

1回戦 W白馬パルキア

 

途中あまり記憶がないのですが、メッソン⇒白馬アルセウスVmaxと倒し、

最後はマナフィを前に読んでキャンセルコロン+げっこうしゅりけんで後ろのメッソン+ジメレオンを倒し勝ちました。

 

2回戦 L白馬パルキア

 

後攻で初手にメッソンしか種ポケモンがおらず、エネルギーや他にポケモンに触れるカードもありませんでした。順当に先攻2ターン目にパルキアVstarに進化されて終わったと思いましたが、相手のミスもあり何故か番が帰ってきました。そこからジメレオン+カイと広げますが、2ターンも遅れてしまうともう巻き返せず、負けました。

本来なら先攻2ターン目で負けていたような事故に近い状態だったので、どうしようも出来ない内容でした。

 

最終的にベスト4で終了しました。

今回はミラーの練習時間を最も割き対パルキアは自信もあったうえに、今回優勝したヒスイウインディについても得意としていたので本来の動きが出来れば優勝出来ていたと今でも考えています。いつもならこのような事は言いませんが、それだけ今回については自信もあり悔しい結果です。自分としては今大会で一度もミスなく動かし、最適解を取りました。最後に負けた試合も選択肢がそもそも無かった内容だったため、後悔は全くありません。

 

時を同じくして、練習メンバーのトシアさんも岡山オレタンのシティリーグで準優勝した一報が入ってきました。今回はたまたま別会場になりましたが、自分の会場でそれぞれ実績が残せた事が本当に嬉しいですし、練習メンバーを牽引する二人のレベルの高さを証明できたかなと思っています。

 

  • 使用デッキの選択までと一部の採用カードついて

 

今回使用したデッキはパルキアVstarです。

 

冒頭でも書きましたとおり、レシピについてはプレイヤーズクラブのシティリーグの結果に掲載されておりますのでそちらをご参照ください。

https://event.pokemon-card.com/prior-reception-gym-events/1269/

 

今までの私を知っている方ならご存知と思いますが、所謂Tier1と呼ばれるような環境デッキをシティリーグやチャンピオンズリーグで使用する機会はありませんでした。

デッキの理解を深める上で練習の中では高い頻度で使用しているものの、いつもミラーなどの立ち回りに100%自信が持てなかったためです。

 

今回もシティリーグが決まってからどちらかというとTier1以外のデッキをいくつも試していたのですが、メタを貼ったデッキでも突破してくるパルキアの対応力に惹かれていた自分がいました。今後パルキアと対戦する機会も増えることが明確であったため、パルキアパルキアに勝てるように練習と調整をするのが早いと判断したのが今回のデッキ選択の理由です。

また、シティリーグの日程が決まってから本番までにあまり対面練習の時間が取れない事もあり、じっくりと他のデッキを検討する時間もありませんでした。

 

当初はパルキアに白馬バドレックスを混ぜた白馬パルキアを調整していました。

ダークファンタズマの発売日にはいつもシティリーグでお邪魔する岡山のオレタンへ出向き、シティリーグで過去に何度も対戦したハマーさんをはじめとするメンバーとの練習に参加させていただくことが出来ました。

 

この時シティリーグ2週間前で、私の中では焦りしかありませんでした。

新弾のカードもほとんど検討出来ていない状態かつ、パルキアの練度をこの短期間で高める事が出来る不安だったからです。

そんな想いからパルキアミラーを閉店まで練習させていただき、デッキの基本的な動かし方を確認しました。当時、ゼラオラファイヤーなどの非ルールのバレットデッキが流行っていたこともあり、ツールジャマーを貼ったパルキアを押し付けられると白馬側はキツく、スターポータルでの選択肢の乏しさもあり白馬を抜く決意がここで出来ました。

 

また、際立って光っていたのはハマーさんのデッキに入っていた「キャンセルコロン」です。

 

ミラー対面でマナフィを置いて安心しているメッソンラインを刈り取る動きは強力で、当時自分が入れていたセイボリーと組み合わせて裏を焼く動きをミラーへのアプローチとして採用したいと考えました。

 

そして本番2週間前、ヨネダタクヤ選手のパルキアのnoteが公開されます。

note.com※有料記事になります

トッププレイヤーの考えに触れ、デッキの完成度に感心させられました。

これが今後のパルキアのスタンダードになると考え、練習メンバーの群青さんご夫妻に無理を言い、主にミラー練習を丸1日かけて実施しました。

 

コーヒーの中にコインが入ってしまうハプニングもありましたが…

 

今までの練習で得た要素を肉付けしていき自分にあったパルキアが完成していきました。

※今回の私の構築についても、骨組みとなる部分は記事で全て書かれている為、今回は割愛します。

 

一緒に練習している地元プレイヤーのトシアさんも同様にパルキアで出る想定であったため、1週間前には二人でお互いの採用カードについて議論する機会もありました。

 

各々が強い動きが有り、どちらが正解というものは無かったと思っています。

1点お互い譲らなかったのは「クロススイッチャー」型か「ボスの指令」中心型か、という箇所でした。

最初はボスの指令中心の型で回していたのですが、ヒスイゾロアークの登場によりディアンシーが採用される構築が以前より増えた事が気になりました。

また、クロススイッチャー型ですとメロンやカイで盤面を整えながらサイドを取りに行ける事、ツツジと併せて縛るなど、ボスの指令中心では実現出来ない器用さもありました。

手札でかさばる点も最初は気にしていたものの、手札をトラッシュするカードの枚数が減ったことで気にならなくなったこと、パルキアの構築にマリィの採用が減っていった事で環境全体でマリィを打たれる機会が減り、キープしやすくなった事も高評価でした。

結果的に意見が割れた二人どちらも入賞出来たため、自分にあった構築で良いと考えます。

  • 最後に

これで今シーズンの公式大会が全て終わりました。

これからシーズンオフになりますので、WCSに出場するくーちゃんの調整と、オーガナイザーとしての活動を再開して充電期間に充てたいと思います。

 

今シーズンの序盤は感染症拡大のためシティリーグ自体が中止になったり、県外への遠征が憚られる状況だったりと出られない歯がゆさを味わいました。

ただ、後半出たシティリーグではコンスタンスに入賞を続けられて、練習メンバーの中でも存在感を発揮する事が出来た為、自信にもなりました。

 

昨シーズンまでのシティリーグも含めると、6回参加のうち5回予選抜け出来ており、

来シーズンもこの調子を維持できれば次のシーズンこそ世界が見えてくるものと思っています。

これからも安定して入賞報告が出来るよう、練習に励んでまいります。

 

最後になりましたが、お礼です。

練習メンバーのトシアさん、くーちゃんご一家、群青さんご夫妻、をぐさん。

いつも練習にお付き合いいただきありがとうございます。

鳥取県内で間違いなく最高峰の練習環境です。みんなからの信頼を得られるように!といつも自分にハッパをかけています。それくらい自分を追い込ませてくれる環境に感謝です。

 

岡山で練習に付き合っていただいたハマーさん、鶴屋さん、まーくんさん、うめたまさん。

(他にもいらっしゃいましたが、全員お名前把握出来ておらずすみません)

シティリーグでお見かけする機会はありますが、今回じっくりと時間をかけてフリー対戦させていただけたのはずっと叶えたかった願望でした。普段では体験できない高いレベルのプレイヤーさんに囲まれて刺激になりましたし、ハマーさんのご助言が今回の結果につながった場面もありました。平日にも関わらず遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

そして、対戦いただいた皆様、進行のジャッジの皆様、本当にありがとうございました。

 

それでは。

※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。