田舎の紙打ち

田舎のポケカイベントオーガナイザーの日記です。

【入賞報告】2022/05/29 シティリーグシーズン6 カードボックス福山

かじゅです。           

 

私生活が忙しく更新が遅くなり申し訳ございません。

 

2021年シーズンのシティリーグもいよいよ最後を迎えました。

今回は、広島県のカードボックス福山店のシティリーグに参加し、

シーズン5に続き今回もベスト4の実績を収めることができました!

 

※今回は練習メンバーがJCSへの参加を控えている事から、使用したデッキについての事細かな解説は省略させていただきます。デッキレシピは既にポケモンカードプレイヤーズクラブのシティリーグ結果発表にて公開されておりますので、そちらからご確認ください。

https://event.pokemon-card.com/prior-reception-gym-events/1269/

 

 

  • シティリーグ前日について

このブログを読んでいただいている方の多くはご存知のとおり、私は普段岡山のシティリーグに参加しております。ただ、今シーズンのシティリーグは岡山が1日程に減らされてしまっており、枠が埋まっていた事からやむを得ず広島県のカードボックス福山の日程を選択することとなりました。

 

実はシーズン1でも同様のケースがあり、広島に行く予定だったものの直前で中止となってしまい、広島行きの予定が流れてしまった事もありました。

その際、シティリーグの他に計画していた予定があります。

 

ポケモンセンターヒロシマへ行くことです。

ポケモンセンターヒロシマギャラドスが看板ポケモン

ギャラドスが好きな私はずっと前から行きたくて仕方がなかったのですが、なかなか広島方面に予定がなく行く機会がありませんでした。

なんとしてでも行こうと決めていただけに、当時シティリーグが中止となってしまったショックはあまりにも大きなものでした。

 

今回はポケモンセンターへリベンジということで、シティリーグの日程を2泊3日とし、広島に前乗りした際にポケモンセンターまで足を運ぼうと計画。地元のフォロワーさんにも交通手段を聞き、シティリーグの練習と同じくらい、旅の計画も入念に立てました。

 

そして当日。高速道路での運転が楽だったのもあり、広島まで運転して念願のポケモンセンターヒロシマへ。待望のギャラドスとのご対面です。

長距離運転の疲れも吹き飛ぶくらい嬉しく、ずっとニヤニヤしながらポケモンセンターに入店するという完全に怪しい人になっていました。ポケモンストアなら行く機会はありましたが、実はポケモンセンターは2020年のチャンピオンズリーグ東京前日に寄ったメガトウキョー以来。嬉しさを隠しきれません。

そして店の中を歩いていると、カバンにキーホルダーをつけていた私にスタッフさんが

「あ!ギャラドスを連れてきてくれたんですね!」と声をかけていただきました。

 

こうして店員さんが声をかけてくれるのはポケモンセンターならではの文化ですね!

 

私「ありがとうございます!もうギャラドス好きなので来れたのが嬉しくて仕方ないんですよー(ギャラドスのTシャツを見せながら)」

スタッフさん「わ!服までギャラドスなんですね!楽しんでいってください!」

 

たまたま今回遊びに行った日は「COOL×METAL」シリーズのサプライの発売日でした。

あまり公式サプライを買わないので意識はしていなかったものの、せっかく買える機会が出来たという事で珍しく公式サプライなどを買っていきました。

 

そのあとは広島お好み焼きを食べました。

次の日にあまり疲れを貯めないように行動は最低限にしようと思っていましたが、思いの外運転が楽だったので、カードボックス福山店さんを下見しました。

シティリーグ開催の際は当日中にデッキのシェアなどの分析記事が上がるという気合の入ったお店です。噂通り広いカードスペースで、品揃えも豊富です。

そして、偶然にも新弾バトルの受付をしていたので予備のデッキを使って参加することに。

使ったのはアルセウスジュラルドンです。万が一の保険として実は持ってきていました。

 

1回戦 Bey 

後で相手を見てデッキを変えたと思われたくないので、対戦の様子は見ずショーケースを眺めていました。

 

2回戦 W ヒスイゾロアークVstar

2ターンでダブルターボエネルギーが2枚無くなったのを見ながら、エネのついたゾロアークを倒していけばいけると判断し、盤面を作ったところジュラルドンVmaxに攻撃が通らなくなったので順当に倒し続けて勝ち。

 

3回戦 WパルキアVstar

相手のベンチを広げるのを待ってセイボリーを重ね、パルキアのからの打点を最小限にします。展開の過程で普通の釣竿を捨てざるを得ない場面がありましたが、1体のジュラルドンを大事にして戦います。相手の動きから見てやまびこホーンがサイドに落ちているような気配を感じたため、盤面作りを優先させ、耐え切って勝ち。

 

4回戦 Wレジギガス

序盤から嵐の山脈を2枚見えた為、雪道での張り返しを誘うためにスタジアムを早めに貼り盤面を作ります。途中セイボリー+あなぬけの紐で崩しながら弱らせ、お守り付きジュラルドンVmaxを2体作ります。雪道も貼られますが、先にこだわりベルトを消費させた事が功を奏し、パワフル無色エネルギーの2枚ついたレジギガスの攻撃を耐えきり、サイドを取りきって勝ち。

 

遠征先の新弾バトルでもしっかりと優勝出来ました。

地元の新弾バトルにあまり出られていなかったので、ハマナのバックアップをここで集められて安心しました。

 

  • シティリーグ当日のマッチアップ

 

【予選】

1回戦W パルキアVstar

2回戦W ドガダイケンキバット

3回戦L ゾロアークVstar

4回戦W アルセウスジュラルドンヌメルゴン

5回戦W ミュウVmax

⇒予選7位通過

 

【決勝T】

⇒Best4

 

1回戦 W パルキアVstar

先攻を取られましたが、相手の場にパルキアが立たずメッソンが並ぶのみでした。

手札にバトルVIPパスがあったことも幸いし、パルキアを2体+どんどんよぶでベンチを展開します。相手の手札も良くないようで、ジメレオンへの進化もなくこのターンもパルキアが出てきませんでした。前のメッソンをふしぎなアメでインテレオンに進化させ、メッソンを倒していきます。ずっと相手の盤面に動きがなかったので、後ろにクイックシューターのインテレオンを立てて残りメッソン1体にしたところで投了をいただきました。

 

2回戦 W ドガダイケンキバット

また先行を取られ、ドガースを前にして番を返されます。

こちらはパルキア2体、メッソン2体を立てつつ、ガラルマタドガスを立てられる前にかがやくゲッコウガを出してかくしふだを使用しておきます。

相手は順当にガラルマタドガスに進化し特性を止めてきますが、こちらの手札にはカイがあったためカイでパーツを揃え前のガラルマタドガスを倒します。その後もガラルマタドガスを押し付けられますが、うらこうさくを使わずともカイで手札が順調に揃っていきます。その後もダイケンキV⇒クロバットVと倒し切り勝ち。

 

3回戦 L ヒスイゾロアークVstar

はじめて先行を取りますが、手札があまり芳しくなくポケモンをあまり並べられません。

相手はヒスイゾロアークV2体にゲンガー+ダメージポンプでいきなりダメカンを載せて準備を整えてきます。ここで前のヒスイゾロアークVを倒したかったところですが、パルキアVstarのあくうのうねりでも盤面の数が足らず倒しきることができません。

その後、280ダメージが出るゾロアークVstarを作られ、前のパルキアが飛びます。ポケモンが並んでいればメロンから入りたかったのですが、カイで盤面を広げなければパルキアVstarの打点も足らない状況で、やむを得ずここでスターポータルを使います。結局ここの遅れが最後まで響き、ゾロアークの供給も止まらず倒しきられ負け。

 

4回戦 W アルセウスジュラルドンヌメルゴン

先攻2ターン目からのパルキアVstarのあくうのうねりを押し付けることが出来た為、パルキアを複数立てながらアルセウスに傷を入れます。後半ヌメルゴンVが出てきたタイミングでクイックシューターを絡め、進化させる前にワンパンも出来ました。

最後はやまびこホーンで倒したアルセウスVを呼び出し、パルキアVにスターポータルでエネルギーを3枚つけベルトハイドロブレイクで倒して勝ち。

 

5回戦 WミュウVmax

 

バトル場にパルキア、ベンチにパルキアとメッソンという状態で後1メロディアスエコーに怯えましたが決まらず。メッソンが3枚サイド落ちしているのがわかったので、少しずつでもサイドを取っていく方針に。

うらこうさくに頼ることは出来ないですが、メロエッタオドリドリゲノセクトまで取り、なんとか場を作ってからの雪道ツツジで動きを止めました。1ターンもらえたため、裏のゲノセクトを倒し勝ち。

 

予選が終わり4勝1敗ではありますが、負けたのが3回戦とあってあまりオポネントが高くないと考えておりました。

結果発表までの時間まではらはらしていましたが、無事7位で予選を抜けることが出来ました!

 

決勝トーナメント

 

1回戦 W白馬パルキア

 

途中あまり記憶がないのですが、メッソン⇒白馬アルセウスVmaxと倒し、

最後はマナフィを前に読んでキャンセルコロン+げっこうしゅりけんで後ろのメッソン+ジメレオンを倒し勝ちました。

 

2回戦 L白馬パルキア

 

後攻で初手にメッソンしか種ポケモンがおらず、エネルギーや他にポケモンに触れるカードもありませんでした。順当に先攻2ターン目にパルキアVstarに進化されて終わったと思いましたが、相手のミスもあり何故か番が帰ってきました。そこからジメレオン+カイと広げますが、2ターンも遅れてしまうともう巻き返せず、負けました。

本来なら先攻2ターン目で負けていたような事故に近い状態だったので、どうしようも出来ない内容でした。

 

最終的にベスト4で終了しました。

今回はミラーの練習時間を最も割き対パルキアは自信もあったうえに、今回優勝したヒスイウインディについても得意としていたので本来の動きが出来れば優勝出来ていたと今でも考えています。いつもならこのような事は言いませんが、それだけ今回については自信もあり悔しい結果です。自分としては今大会で一度もミスなく動かし、最適解を取りました。最後に負けた試合も選択肢がそもそも無かった内容だったため、後悔は全くありません。

 

時を同じくして、練習メンバーのトシアさんも岡山オレタンのシティリーグで準優勝した一報が入ってきました。今回はたまたま別会場になりましたが、自分の会場でそれぞれ実績が残せた事が本当に嬉しいですし、練習メンバーを牽引する二人のレベルの高さを証明できたかなと思っています。

 

  • 使用デッキの選択までと一部の採用カードついて

 

今回使用したデッキはパルキアVstarです。

 

冒頭でも書きましたとおり、レシピについてはプレイヤーズクラブのシティリーグの結果に掲載されておりますのでそちらをご参照ください。

https://event.pokemon-card.com/prior-reception-gym-events/1269/

 

今までの私を知っている方ならご存知と思いますが、所謂Tier1と呼ばれるような環境デッキをシティリーグやチャンピオンズリーグで使用する機会はありませんでした。

デッキの理解を深める上で練習の中では高い頻度で使用しているものの、いつもミラーなどの立ち回りに100%自信が持てなかったためです。

 

今回もシティリーグが決まってからどちらかというとTier1以外のデッキをいくつも試していたのですが、メタを貼ったデッキでも突破してくるパルキアの対応力に惹かれていた自分がいました。今後パルキアと対戦する機会も増えることが明確であったため、パルキアパルキアに勝てるように練習と調整をするのが早いと判断したのが今回のデッキ選択の理由です。

また、シティリーグの日程が決まってから本番までにあまり対面練習の時間が取れない事もあり、じっくりと他のデッキを検討する時間もありませんでした。

 

当初はパルキアに白馬バドレックスを混ぜた白馬パルキアを調整していました。

ダークファンタズマの発売日にはいつもシティリーグでお邪魔する岡山のオレタンへ出向き、シティリーグで過去に何度も対戦したハマーさんをはじめとするメンバーとの練習に参加させていただくことが出来ました。

 

この時シティリーグ2週間前で、私の中では焦りしかありませんでした。

新弾のカードもほとんど検討出来ていない状態かつ、パルキアの練度をこの短期間で高める事が出来る不安だったからです。

そんな想いからパルキアミラーを閉店まで練習させていただき、デッキの基本的な動かし方を確認しました。当時、ゼラオラファイヤーなどの非ルールのバレットデッキが流行っていたこともあり、ツールジャマーを貼ったパルキアを押し付けられると白馬側はキツく、スターポータルでの選択肢の乏しさもあり白馬を抜く決意がここで出来ました。

 

また、際立って光っていたのはハマーさんのデッキに入っていた「キャンセルコロン」です。

 

ミラー対面でマナフィを置いて安心しているメッソンラインを刈り取る動きは強力で、当時自分が入れていたセイボリーと組み合わせて裏を焼く動きをミラーへのアプローチとして採用したいと考えました。

 

そして本番2週間前、ヨネダタクヤ選手のパルキアのnoteが公開されます。

note.com※有料記事になります

トッププレイヤーの考えに触れ、デッキの完成度に感心させられました。

これが今後のパルキアのスタンダードになると考え、練習メンバーの群青さんご夫妻に無理を言い、主にミラー練習を丸1日かけて実施しました。

 

コーヒーの中にコインが入ってしまうハプニングもありましたが…

 

今までの練習で得た要素を肉付けしていき自分にあったパルキアが完成していきました。

※今回の私の構築についても、骨組みとなる部分は記事で全て書かれている為、今回は割愛します。

 

一緒に練習している地元プレイヤーのトシアさんも同様にパルキアで出る想定であったため、1週間前には二人でお互いの採用カードについて議論する機会もありました。

 

各々が強い動きが有り、どちらが正解というものは無かったと思っています。

1点お互い譲らなかったのは「クロススイッチャー」型か「ボスの指令」中心型か、という箇所でした。

最初はボスの指令中心の型で回していたのですが、ヒスイゾロアークの登場によりディアンシーが採用される構築が以前より増えた事が気になりました。

また、クロススイッチャー型ですとメロンやカイで盤面を整えながらサイドを取りに行ける事、ツツジと併せて縛るなど、ボスの指令中心では実現出来ない器用さもありました。

手札でかさばる点も最初は気にしていたものの、手札をトラッシュするカードの枚数が減ったことで気にならなくなったこと、パルキアの構築にマリィの採用が減っていった事で環境全体でマリィを打たれる機会が減り、キープしやすくなった事も高評価でした。

結果的に意見が割れた二人どちらも入賞出来たため、自分にあった構築で良いと考えます。

  • 最後に

これで今シーズンの公式大会が全て終わりました。

これからシーズンオフになりますので、WCSに出場するくーちゃんの調整と、オーガナイザーとしての活動を再開して充電期間に充てたいと思います。

 

今シーズンの序盤は感染症拡大のためシティリーグ自体が中止になったり、県外への遠征が憚られる状況だったりと出られない歯がゆさを味わいました。

ただ、後半出たシティリーグではコンスタンスに入賞を続けられて、練習メンバーの中でも存在感を発揮する事が出来た為、自信にもなりました。

 

昨シーズンまでのシティリーグも含めると、6回参加のうち5回予選抜け出来ており、

来シーズンもこの調子を維持できれば次のシーズンこそ世界が見えてくるものと思っています。

これからも安定して入賞報告が出来るよう、練習に励んでまいります。

 

最後になりましたが、お礼です。

練習メンバーのトシアさん、くーちゃんご一家、群青さんご夫妻、をぐさん。

いつも練習にお付き合いいただきありがとうございます。

鳥取県内で間違いなく最高峰の練習環境です。みんなからの信頼を得られるように!といつも自分にハッパをかけています。それくらい自分を追い込ませてくれる環境に感謝です。

 

岡山で練習に付き合っていただいたハマーさん、鶴屋さん、まーくんさん、うめたまさん。

(他にもいらっしゃいましたが、全員お名前把握出来ておらずすみません)

シティリーグでお見かけする機会はありますが、今回じっくりと時間をかけてフリー対戦させていただけたのはずっと叶えたかった願望でした。普段では体験できない高いレベルのプレイヤーさんに囲まれて刺激になりましたし、ハマーさんのご助言が今回の結果につながった場面もありました。平日にも関わらず遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

そして、対戦いただいた皆様、進行のジャッジの皆様、本当にありがとうございました。

 

それでは。

※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。