田舎の紙打ち

田舎のポケカイベントオーガナイザーの日記です。

【イベントレポート】2023/12/16 スルなげ交流会(A~Cレギュレーション)

どうも。かじゅです。

今回は前回のなげっと杯に続き、岡山のプレイヤーさんであるスルメさん・なげっとさん主催のA~Cレギュ大会、スルなげ交流会に参加してきました。

簡単なイベントレポートとデッキ紹介になります。
デッキについてはもう何年も前のレギュレーションなので全く需要はないと思いますが、もし同じレギュレーションで遊ぶ機会があれば、参考にしていただけますと幸いです。

改めてルールの紹介です。
①レギュレーションマークA~Cまでのカードのみ使用可能
 パック名ですと「コレクションサン」・「コレクションムーン」~「オルタージェネシス」まで
 ※ちなみに私が始めたのはウルトラサン・ウルトラムーン発売時です

②先攻プレイヤー第1ターン目のサポートカード使用可能

 

③使用禁止カード:ジュジュベ&ハチクマン 特性HANDアンノーン
 1枚制限カードルザミーネ

このプールにはマチスの作戦もあるため、1ターンに6枚や11枚一度に削る事も可能です。タッグコールにも対応していて凶悪

実は意外と条件達成が容易で、ソリティアできます。

 

2枚採用だと、ルザミーネ+なにかを回収し続けて手札がモリモリ増えます
1枚でもシロナ&カトレアで回すことは一応可能

 

なげっとさん主催のA~Cレギュ大会ではおなじみの独自ルールです。
 純粋にサイドを取り合う展開となるため、とても良い調整だと感じています。

今回の使用デッキもルカリオ&メルメタルGXです。
もうカードプールが動くことはありませんが、前回のなげっと杯を踏まえ、内容を少し変えました。
 

前回の記事はこちら

【イベントレポート】2023/9/3 第2回 なげっと杯(A~Cレギュレーション) - 田舎の紙打ち (hatenablog.jp)

 

【対戦内容】
※デッキの紹介は前回の記事に多くのデッキを書いているのでそちらをご覧ください。
 前回対戦する機会のなかったデッキについては解説を入れます。

1回戦目

三神ケルディオ(裏垢りむさん) ○
  オルタージェネシス後の三神に対しフルメタルウォールでエネルギーを奪うところからスタート。ミカルゲを削りながらリセットスタンプを合わせ、エネルギーが枯れたポケモンを倒していき勝ち。

 

2回戦目
レシラム&リザードンGX(あし湯さん)○
  ホワイトキュレムスタートで身動きできない状況だったが、サイドを先行してもらえるようジラーチを並べながら待ちの展開に。相手もホワイトキュレムを警戒してお互い待ちの状況の中で、グズマで炎エネルギーを抱えたレシラム&リザードンを呼びエネルギーをトラッシュ。
 鋼鉄のフライパンをつけたルカリオ&メルメタルでレシラム&リザードンを倒し切り、エネルギーが尽きて投了をいただきました。

 

3回戦目

レッドパーフェクション(きんちゃんさん)○
  前回対戦しなかったデッキなので解説します。
 ミュウツー&ミュウGXで主にレシラム&リザードンリザードンGXなどの高火力ワザで押し切るデッキです。

このデッキの真骨頂は当時ファミリーポケカにのみ収録されていたリザードンGXで、発売当時はただダメージの大きなだけの2進化ポケモンという評価でしたが、ミュウツー&ミュウGXの登場で4エネルギーで300ダメージを出せるという性能で一気に注目されました。
(当時私も高かったこのカードを泣く泣くシングル買いした記憶があります)

ただダメージが大きいだけのデッキではなく、超エネルギーやレインボーエネルギーを入れることでラティオスGXやラフレシアGXなどのワザも使えるなど選択肢の多いデッキでもあります。ゲッコウガGXもあるのでフーパで止まりません。

デメリット特性も消えてタッグチーム同士の殴り合いを否定できる 

相手のGX権を奪うのも強力

 

2エネで大打点

 

素で出しても強い

 

ミュウツー&ミュウGXに対し先攻カキから入る好スタートの相手に対し、返しのターンに無人発電所ルカリオ&メルメタルのフルメタルウォールでエネルギーをトラッシュして返します。
超抵抗もあることから有利に動ける対面であり、止まっている間にミュウツー&ミュウGXに傷を入れていきます。後ろでレシラム&リザードンを育てられますが、相手のGXポケモンがかなり多く並んでいたため後ろにホワイトキュレムメガミミロップ&プリンGXを構え、サイド3-3で取り勝ち。

 

4回戦目

レシラム&リザードンGX(レオさん)○
  鳥取岡山のイベントオーガナイザー対決。

  今回も同様にカキの返しにフルメタルウォールから入ります。
 長期戦になり道中あまりよく覚えていないですが、ホワイトキュレムを使わず勝ちました。

 

5回戦目
ひかるミュウタッグバレット(鶴屋さん)×
  これも前回対戦しなかったデッキなので解説です。
 ひかるミュウを使いながら後ろのタッグチームポケモンに加速し、サイドの取り方を1-3-3や1-1-3-3といった歪な形にし、ブルーの探索からリセットスタンプ・無人発電所などを使い相手を詰めていくデッキです。ひかるミュウでの加速先は三神やオーロット&ヨノワールGXが多いです。

特殊エネも加速できる

エクストラでも活躍

 

 実は、ひかるミュウが集めづらいカードであるためこうした大会では対戦することはないと思い切っていた対面でした。ルカリオ&メルメタル側に実は有効打がほとんどありません。
一応知識としてアブソルにカウンターゲイン+カウンターエネルギーでオーロット&ヨノワールを倒すことは可能ですが、何体も出されると対応できないため難しいです。

まえのひかるミュウを順当に倒していくしかなく、三神のエネルギーを奪いますがオーロット&ヨノワールで手札を枯らしながら2回で倒されます。アブソルを後半使うつもりでしたが、エスケープボードが山にもう残っていないことに気づかず、ジラーチを前に出してしまいジラーチを動かせず負けました。

3回戦目に勝った時点で予選抜けはほぼ確実でしたが、5位で予選を通過しました。

 

【決勝トーナメント】
1回戦目 ピカチュウゼクロムGX(茶ん勇さん)○

ピカゼクも実は今回はじめてのマッチアップ。
迅雷スパークあたりから徐々に強化をもらっていた雷タイプが、タッグボルトの登場で一気に化けたのは今でも衝撃でした。

雷3エネルギーをサンダーマウンテンやカプコケコ◇で踏み倒し、盤面にエネルギーを一気に加速するか、自信にエネルギーを集めて相手の盤面を一気に壊滅させるか、相手に応じて強力な選択肢が取れるデッキでした。

後に、ライチュウアローラライチュウGXで一撃で倒せないポケモンをマヒさせたり、ピカゼクでは出せない高打点を出したりと強化されることになります。

レシラム&リザードン登場後は勢いを落とす事になりますが、Dレギュレーションで元ポケカ四天王であるサイトウコウセイさんが優勝し再び輝いたポケモンでもありました。今回グラードンを抜いた関係で少し厳しマッチアップではありますが、相手がゼラオラデデンネを多く出してくれれば、メガミミロップ&プリンで戦いきれると考えています。

 

ピカゼク以外にアタッカーが並んでいなかったので、フルドライブのあとどうするのか見ていたところ、まさかの前にエネルギーが集中。返しにフルメタルウォールでエネルギーを奪い、動けなくなったところを攻撃し続けて勝ちました。


2回戦目 フライゴンGX+シルヴァディGX(えぬまるさん)○

かなり珍しく、素晴らしいデッキなので紹介です。
レッド&グリーンを使ってシルヴァディGXを作り、手札の消費の激しいタッグチームサポートを手札補充をしつつ連発できる強みのあるデッキです。

ワザがどちらも優秀

 

殴れるビーダル

 

このカードが評価されたのは環境後半でした


かつ、フライゴンGXの進化前のビブラーバグズマで呼び出せない特性を持っており、後ろで安全に育てることが出来、かつ重いエネルギー要求もレッド&グリーンで解決できます。


スタジアムを壊して打点を伸ばしていくデッキではありますが、序盤の手札補充を助けるプレイヤーズセレモニー、サイドが負けている時に大きな打点が出せる格闘道場、相手を縛る無人発電所など強力なスタジアムの恩恵も受けられます。

はえぬまるさんは私がシティで優勝した時に同一会場、同じデッキで決勝トーナメント進出されており、終わった後に上位レシピを見ていたところ、珍しいデッキであったため今でも鮮明に覚えていました。

実はシティリーグが終わった後このツイートを拝見しておりました

 

当時の持ち主と当時の環境で対戦できるのは過去レギュ大会の面白いところですね!

 

私が格闘道場の効果を+30と勘違いしており、私がナックラーを倒していたところ返しに書くという道場+GXワザでルカリオ&メルメタルが一撃で倒されてしまい、目が点になってしまいました。
その後、フルメタルウォールで返しますが、次のフライゴンGXを用意されかなり苦しい展開。
後半も無人発電所で特性を無視して攻撃していきますが、マオスイレンを構えられ、完全にこちらが押し負ける展開でしたが、こちらもマオスイレン2回で手札を枯らしながら応戦し、最後相手の山札がなくなりLOで勝つことが出来ました。
フライゴンの方が打点が大きく、苦しい戦いでした。


3回戦目 レシラム&リザードンGX(katさん)×
 ネクロズマ・アブソルからのスタートですが、いっこうにタッグコールやグズマ&ハラを引くことが出来ず、3ターンほどで負けました。
タッグコールにさえ触ることが出来ればホワイトキュレムにつなげられる状況だったので、何もできなかったですが悔しいです。


3位決定戦 三神ケルディオ(をぐさん)○

一緒に鳥取からきたをぐさんがまさかのここまで勝ち上がっていました。
サンムーン現役当時は出会っていなかったですが、出会って以降はACレギュの良き練習相手でした。

何度も対戦してきたので相手の手の内はほぼ理解しており、色々なアプローチも試してきたのですが、今回は手札にも余力があったためルカリオ&メルメタル2体だけで戦う方法をとりました。これは本人には一度も見せたことがない戦い方です。

早い段階でケルディオ1体に無人発電所+鋼鉄のこぶしで50ダメージを入れておき、オルタージェネシスの返しにフルメタルウォール。無人発電所と混沌のうねりの貼り合いになりますが、タイミングを見てフィールドブロアーでうねりを壊しながら無人発電所+こだわりハチマキヘビーインパクトで無傷のケルディオを倒します。その後三神を倒し、マーシャドーで崩されますがジラーチ2面でグズマを広い、後ろのマーシャドーを倒して勝ちました。

なげっと杯に続き、3位に入賞することが出来ました。

 

個人的にはレシリザ対面は有利だと思っているので、倒し切れず残念です。

調べてすぐ出てくる事もあり、シマヒロマサ選手の構築が一般的になりましたね。

またしても3位の壁を越えられなかったことは悔しいですが、このレギュレーションではシティ優勝→3位→3位と高いアベレージを残せているので、デッキには自信を持ちたいと思います。


【デッキ紹介】

レシピはこちらです。


デッキの基本的な内容は過去のブログで何度も紹介しているため、変更点のみ触れます。

 

●増やしたカード
・ウィークガードエネルギー

 前回の大会の結果を踏まえ、今回もレシラム&リザードンと戦うことが多いことを踏まえ入れました。ホワイトキュレムだけで倒し切るプランもあるのですが、サンムーン現役当時と違い知り合いが増え私がホワイトキュレムを使う事がバレており、ヒードランで攻撃されるケースが増えてきたため、ある程度ルカリオ&メルメタルでも戦える必要があると感じました。
地味にルガルガンゾロアーク対面で、メガミミロップ&プリンで強く出られるという副産物効果もあります。

・鋼エネルギー5枚目
 現役当時から前回まで、鋼エネルギーは4枚とユニットエネルギー1枚で十分足りると考えていましたが、前回雑に扱ってしまってかなり苦しい試合があったことと、アブソルを置かれることでジラーチにエネルギーを貼る機会があるため、この枚数ではかなりギリギリであると痛感。5枚に増やしました。

 

●減らしたカード
 ・グラードン
このデッキのアイデンティティでもありましたが、スタートしてしまうと負けに直結する事が多い事、仮想的であるピカゼク・ゾロアークに対してはメガミミロップ&プリンで賄える事からなくても問題ないと判断し抜きました。

ポケモンいれかえ1
 当日、ずっと2枚だと勘違いしていて、レシピの写真を写すときに想定枚数と異なることから、デッキ枚数が足らないと思いヒヤッとしました。
 マオスイレンが2枚もあることから泣く泣く削った記憶がありますが、ジラーチを見せた瞬間にアブソルを置かれることが多く、特にレシリザ対面のホワイトキュレムでの切り返しで置かれると動きづらさがあるため、あまり減らすべきでなかったと感じています。

 

【最後に】
 前回同様、サンムーン当時のレギュレーションは好評で、当時やっていなかった方もカードの性能に驚いていた様子を受けました。意外とソード・シールド以降からポケモンカードを始めた方もいらっしゃって、そうした方が過去レギュに興味を持たれてカードを集めるというのは結構エネルギーが必要な事で、地味にすごいなと思っています。
また、私がサンムーン現役時代の頃からシティリーグでお見掛けする方も多く、そうした方と当時のデッキで対戦できる環境は本当にありがたいです。


終了後の飲み会には参加できませんでしたが、中四国の自主大会の和気あいあいとした雰囲気は変わらず、とても楽しいイベントでした。
主催のスルメさん、なげっとさん、対戦いただいたみなさま、本当にありがとうございました!


※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。