田舎の紙打ち

田舎のポケカイベントオーガナイザーの日記です。

【イベントレポート】2023/8/19 第7回はむはむ杯(個人戦)

 

かじゅです。

前回の第6回はむはむ杯に続き、第7回はむはむ杯に参加してきましたのでレポートです。

今回はカードボックス皆生店で60人を越える規模個人戦と、山陰では大きな大会となりました。今まで鳥取ポケモンカードをやってきて、県内でこれだけの規模の自主大会は今までに記憶がありません。また、エントリーの際には県外のプレイヤーの名前もちらほら見えるなど、私自身はむはむ杯の参加はまだ2回目ではありますが、初心者から上級者まで幅広く、今までとは大きく異なる参加者層に感じました。

 私はどちらかというと初心者向けのイベント中心ですが、ひろはむさんはそれと対になるような対戦志向のイベントをコツコツと続けてこられました。山陰のプレイヤーの需要にしっかりと応えられているのは素晴らしいです。

チャンピオンズリーグやシティリーグがないオフシーズンにこうして大会を開いていただける事に感謝しながら、参加させていただきました。

【対戦レポート】

1回戦 アルセウス+黒リザ ○

雪道を貼れなかったためこだわりベルト+トリニティノヴァを警戒し、

アビスシークではなくおとぼけスピットの方向に向かった結果、げんきのハチマキバーニングダーク+ボスで後ろのギラティナVが飛ばされます。

その後も一方的にギラティナVが次々に倒されますが、なんとかロスト10枚に到達しスターレクイエムでリザードンexを倒します。エネの揃ったアルセウスリザードンexが揃っている状態でこちらはサイド3、前のギラティナVstarも傷を負っている状態で流石にもう難しいか…と思いましたが、相手の盤面にもう1体ビッパが出ており、

 ビーダルをボスで縛りながらヤミラミのロストマインでミュウとビッパを倒してサイド残り1枚まで詰めます。その後ビーダルが動くことが出来ず、ビーダルにロストマインで勝ち。

 

2回戦 雪道ミライドン(かずかーさん) ○

 先攻から盤面全面展開からの雪道でフタをする理想の展開の相手に対し、ライコウVにエネルギーを貼られたのを確認した上で盤面を絞り、はなえらび+アクロマの実験+アビスシークと繋ぎます。ジバコイルVstarでキュワワー2体を取るように誘導したつもりが、キュワワー1体とギラティナVに90ずつ置かれます。その後ギラティナVstarでジバコイルVstarを倒し、ギラティナも残ったのでライコウVを倒す。後ろにかがやくゲッコウガの用意をしつつゼラオラにスターレクイエム、げっこうしゅりけんで後ろのモココを倒し勝ち。サイドの取り方が歪になってしまいました。

 

3回戦 ロストギラティナ(ぶんぶんさん)○

 島根の強プレイヤーさんです。

あまり対戦出来る機会がないので、こういう場で対面出来るのは嬉しいですね。

 相手先攻でギラティナを置きつつはなえらび2回に対し、キュワワー1体・ギラティナ2体・かがやくゲッコウガの盤面を作り、アクロマ⇒はなえらび⇒アビスシークでロスト5枚まで到達できました。後攻2ターン目で2回目のアクロマに到達出来た為、アビスシークをしてきた前のギラティナをロストインパクトで倒します。裏にギラティナVstarを2体作られますが、ボスで追いかけスターレクイエム。その後前のギラティナが飛びますがエネ付きのヤミラミ2体を作りキュワワーを倒して追い込み投了をいただきました。

 

4回戦 パルキアパオジアン ○

 こちらが雪道を貼っている中相手が誤ってハイパーボールからネオラントをプレイし、手札も無くなりジリ貧に。ロスト4枚を貯めウッウでセビエを倒し、前で止まっているパオジアンexもおとぼけスピット2回で倒します。その後ギラティナVstarも作りロストインパクトでパルキアVstar・ネオラントVと順当に倒し勝ち。

 

5回戦 アルセウス+黒リザ(あごるさん)○

 今回も雪道で動きが遅くなっている間にアビスシークでロストを貯め続け、

リザードンexが出てきたタイミングでスターレクイエムで倒します。

それでも動きが止まり続けたのでギラティナVstarを2面・ヤミラミ1面と盤面を作りサイド6枚取りきって勝ち。

 

全勝で予選を抜けました。

途中から自分と同じく上位卓に張り付いていたうめたまさんと終わるたびにグータッチをしていましたが、勝ち続け4位で予選抜け。一緒に予選を抜けられたのが嬉しかったですし、他の自主大会も含め安定した成績で感心しました。

時間がある時遠くからゲームの進め方をじっと見ていたのですがやはり上手かったです。他に決勝進出の面々を見ていると島根のしんたさん、ぶんぶんさんも順当に予選抜け、米子のちょこさんなど見知った顔もちらほら。

一緒に来たトシアさん、をぐさんは残念ながら予選抜けられず。デッキ選択は分布からも正直間違っていなかったと思いますが、キツいマッチアップが多かったようです。

 仲の良い岡山勢のハマーさん、わこすけさんも予選で終わってしまいました。

 

決勝トーナメント1回戦 ロストギラティナ(めいちゃん)×

 席に着くと「覚えてますか?めいです!」と元気よく挨拶してくれました。

島根のジムバトルで2回ほど対戦した事のある小学生の女の子で、当時は親御さんについてもらいながら対戦していたような気がしますが、今日は一人で予選抜け。

成長に驚くばかりです。

 相手先攻からキュワワー3体、ギラティナ2体、かがやくゲッコウガという盤面を作られ、ロストを3枚貯める先攻の好スタート。しかし、マナフィが置かれていないため、2-2-2のプランが通せそうです。 こちら後攻からはなえらび⇒アクロマと繋ぎます。ここで入れ替え関連のカードに1枚でも触れていればアビスシークからのロスト5枚、次のターンげっこうしゅりけんと理想と展開に持って行けますが入れ替え札を引けず。泣く泣くエネルギーをキュワワーに回し2体目のはなえらびを選択します。そこからが手札があまりにも細く、入れ替えやアクロマなど次に繋がるカードが全く引けません。アビスシークすら向かえないのがあまりにも弱すぎます。一方相手は毎ターンアクロマを連打出来る状態で、ロストの枚数に大きく差が出てしまいます。こちらのギラティナが先に呼ばれ、返しにこちらも倒しますが相手は既に2体目のギラティナが出来ており盤面でも差がつきます。相手がつりざおを1枚ロストに送っており、エネルギーの残数がシビアになっている事を考え、ツツジから後ろをしばりロストマインで捲る方向に。エネルギーを引かれれば負けの状態を引っ張り、サイド残り1枚まで到達しお祈りのターンでしたが無情にも相手の手札からキバナ。脱出され負け。

 キバナまで考慮すれば結果的にまとめて4枚取るのが正解だったのですが、ほとんど採用されないカードであった為そこまでケアが出来ませんでした、

後攻1ターン目に入れ替えが出来ればゲームが作れただけに、悔しい内容です。

 

終結果としては決勝1没のベスト16でした。

その後は何もなくなってしまい、ハマーさんやうめたまさんとずっとフリーをしていました。

 

優勝は島根のしんたさん。

ポケカキャラバンや自主大会など要所要所でしっかり結果を出されているあたり、流石ですね。

準優勝は米子のちょこさんでした。

はむはむ杯の入賞は初めてではないでしょうか…?大躍進です!

全体でのデッキ分布は以下の通りです。

一人で大会進行をしながらこれを全部数えていたひろはむさんは凄い…

大人数のイベントだけあって、沢山のプレイヤーさんとお話が出来ました。

出雲のうんのさんにも何度も話しかけていただいたり、沢山の岡山のプレイヤーさん達からも声をかけていただきました。県内のプレイヤーさんからも、自分の知らない所で名前が知られていたり驚く場面もありました。何かと尾ひれがついているようですが…認知いただけるのはありがたいことです。

【今回の使用デッキについて】

今回使用したのはロストギラティナです。

実は今回LOを使いたい想いがあったのですが、参加者の層がまばらで時間内に終わらない展開が想像できたことと、時間切れの場合サイド差で勝敗が決するルールである事から不向きであると判断し断念。また、島根のプレイヤーさんのTwitterを見て、勝ち上がってくると思われる層はサーナイトを持ち込むと予想しました。サーナイトギラティナサーナイト側が有利と見ておりますが、個人的に試したいカードがあり、どこまでサーナイトに対して有効かどうか見てみたくロストギラティナを選択しました。

今回特別に採用したカードを除き、レシピ自体はもうほぼテンプレ化してしまっていてほぼ語ることはないと思います。

ましてや、今回自分の中でも納得のいかないまま中途半端な構築で出てしまっていたので、このレシピは未完成です。細かい枚数について自分の中で考えているものはありますが、今回はあまり見ない採用についてのみ触れようと思います。

・リベンジパンチ

黒炎の支配者での新弾要素。主にブレインウェーブのサーナイトを意識して採用しました。刺し違えるのをサーナイト側が嫌い、立ち回りに制限を駆ける事が目的です。

 

また、副産物として他にも有効に働く場面があります。

・ミュウVmaxなどのHP320以下のポケモンをロストインパクト圏内に入れる

・VガードエネルギーのついたルギアVstarをロストインパクト圏内に入れる

・どっすんグースカカビゴンをおとぼけスピットの圏内に入れる

・ロストミラーにおいて、相手の盤面にダメカンが増えロストマインのバリューが上がる

 etc…

(このあたりは狙ってはたらくものではなく、本当に拾えればラッキー程度の思考) 

 後ほど語るセイボリーと枚数については最後まで悩み、後で考えると2枚採用でも良かったと思っています。後でうんのさんとも話したのですが、能動的に触れるデッキはないのと、月明かりの丘でサーナイト側も十分ケア出来る範囲のため、奇をてらい過ぎたかもしれません。

・セイボリー

 サーナイトがミラージュステップで展開するのがスタンダードになっている今、採用したいサポートと思い入れました。縦に引けるカードがアクロマしかないので、純粋な3枚ドローも嬉しい場面があります。予選でも当たったパルキア+パオジアンのようなデッキに対してもパルキアを考慮してこちらが盤面を絞らされる場面があるため、一定数のシェアがあると思い採用。ロストマインのダメカンが消える事もあるので何も考えずに打てるサポートではありませんが、今ではギラティナに採用されるのを見かけないカードのため意識の外から打てる事に強みを感じました。

 

構築は中途半端になってしまいましたが、自主大会ということもあって、普段出来ないような変わった構築で出られた事は純粋に楽しかったです。

【最後に】

 大会が終わってからブログをアップするのに1週間以上経過してしまい、今更感がありますね・・・。というのも、9月のチャンピオンズリーグ横浜に今年も当選したため、空いた時間の多くを練習に費やしていたためなかなかブログを書く時間が取れませんでした。

 私自身、1年ぶりのチャンピオンズリーグという事で本当にワクワクしています。

Day1突破し次の京都の優先権を持って帰るのが今回の目標のため、日々練習に励んでいます。数少ないチャンスなので確実にものにしたいですね。

 さて、これからの予定ですが、

9/3(日)なげっと杯(A~Cレギュ限定自主イベント)(岡山)

9/9(土)~9/10(日) チャンピオンズリーグ横浜(横浜)

と遠征が続きます。

なげっと杯はCL前ではありますがA~Cのサンムーンレギュレーション限定大会です。今の程の練習・調整環境はサンムーンの頃は無く、当時身内以外の方と対戦する機会がほとんどなかったため色々な方のデッキと対戦できるのがとても楽しみです。改めて練習していると、当時の面白かった思い出が次々に湧き出てきてこれだけでずっと遊べる環境だと感じています。

 

なげっと杯、チャンピオンズリーグ横浜共にブログを書いていきたいと思いますのでお楽しみに。いよいよ2024シーズン開幕、今シーズンもどうか応援のほどよろしくお願いいたします。

 

※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。