田舎の紙打ち

田舎のポケカイベントオーガナイザーの日記です。

【イベントレポート】2023/7/8 第6回はむはむ杯(チーム戦)

かじゅです。

今回は自主大会「はむはむ杯」に参加してきましたので、対戦レポートになります。

はむはむ杯について説明しますと、ひろハムさんが山陰のポケモンカードを盛り上げようと精力的に開いていらっしゃる自主大会で、早くも今回で6回目となりました。

 

今まで一度だけ参加をしようとした時があったのですが、シティリーグと被ってしまい泣く泣くキャンセルする事となり、選手として参加するのは今回が初めてでした。

チーム戦と聞いて地元の仲間内でメンバーを募りましたが都合がつかず、諦めていたところを島根のプレイヤーのshuさんが声をかけてくださり、初めて参加することができました。

 

今回は大会レポートとデッキの構築経緯について書きたいと思います。

当日のマッチングと内容

【予選】

1回戦目 一撃ルギア△(時間切れ)チーム○

2回戦目 白ルギア ○ チーム○

3回戦目 サーナイト○ チーム○

4回戦目 サーナイト×(種切れ)チーム×

⇒予選2位通過

 

【決勝】

1回戦目 ロストカイオーガ○ チーム×

3位決定戦 白ルギア○ チーム×

決勝進出4チームのうち、4位でした。

 

1回戦目 一撃ルギア プリンさん △(時間切れ) チーム○

過去に一緒に練習させていただいた事もある米子のプレイヤーさんです。

先攻を取ったものの、手札に種ポケモンラルトスのみでポケモンに繋がるカードなし。する事がないのでエネルギーの手貼りだけして番を返しました。

とりあえず手札にはキルリアサーナイトex、博士の研究はあり、次の番も全く何もできないという事は無さそうです。

相手はアーケオスを切ってルギアVでかぜよみ。しかしいよいよ猶予がありません。

その後も結局ボールを引けなかったたため、逃げるエネルギーだけ用意し博士の研究。なんとか霧の水晶やレベルボールを引きましたが、ふしぎなしっぽのミュウがサイドに落ちている事がここでわかったため、適当にクレセリアを壁にしてやり過ごします。

次のターン、博士の研究を打ちながら相手もかぜよみ。道中活力の壺が2枚落ちた事で一撃ルギアと判明します。他にもエネルギーが数枚巻き込まれていたので、相手のエネルギーを枯らすことも視野に。

とりあえずエネルギーの用意は出来たので、クレセリアで適当に攻撃してサーナイトexの圏内に入れます。相手のルギアVstarが動き始めますが、こちらも返しに倒し、ゲームが動き始めます。一撃エネルギーの再利用の可能性が薄いことから、サーナイトexを序盤から動かしても良い内容と判断。

 ルギアVstar、イベルタルネオラントVと取り合いになりますが、相手の2体目のルギアにエネルギーを付けたあたりから相手のリソースの枯渇が見え始めました。メモリースキップラルトスでストームダイブを止め、ルギアを退場させることでリソースを枯らし切ったと思いきや3枚目の活力の壺が。やまなだれを打たれる消耗戦となります。この展開があるのでLOにならないよう細心の注意を払って山の枚数を管理していた事にここに来て救われました。とはいえ、お互い決め手を欠く展開になりサイド1-1で無情にも時間切れに。

 途中、サイド3の時に封印石+ザシアンVでゲームを決めようとしていた所を相手のナンジャモで流されロングゲームになってしまった事が要因でした。サイドの取り方も歪になってしまったのでナンジャモで止まりやすい状態になっていたのも良くない点です。

やまなだれで幸いボスやともだち手帳が落ちず、かくしふだ+リファイン+アルカナシャインでボスに到達出来ていた為、あと1、2分あれば拾えたゲームなのが悔やまれます。

 負けだと思っていたのですが、この大会のルール上引き分けらしいです。 

自主大会なので急かしたりするつもりはありませんでしたが、対戦中時間について触れても良かったかなと反省しています。

 チームは隣の2人が勝利していたためなんとか勝つことができました。

いきなり足を引っ張る形で申し訳ないです。

 

2回戦 白ルギア(ちょこさん) ○ チーム○

こちらも米子のプレイヤーさん。

まともに対戦するのは以前開催したホウキポケモンリーグ以来です。

先ほどとは打って変わってミュウスタートからのバトルVIPパスに繋ぐ好調のスタートです。ミュウexを警戒しマナフィも置きつつかがやくゲッコウガラルトス3体・マナフィと上場の立ち上がり。相手はカビゴンを置きつつアーケオスを切ってかぜよみで番を返します。とりあえず盤面に余裕があるので、しっかりエネを裏に用意しつつキルリアを並べ相手が動くのを待ちます。その後ルギアVstarが攻撃してきますが、返しにサーナイトの8エネブレインウェーブで吹き飛ばしました。その後のカビゴンサーナイト2体目で倒し、勇気のおまもりVガードガルーラも出てきますが、エネルギーが十分にトラッシュに落ちていたのでザシアンVでワンパン。ここでボスに到達し、その後の手札が流されなかったため、後ろのアーケオスサーナイトexで倒し勝ち。

 

3回戦 サーナイト ○ チーム ○

サーナイトミラー!腕の見せ所です。

と、したいところでしたが初手は最悪。クレセリアラルトスのみでこれまたボール・パスなし。また手貼りだけで番を終えます。かたや相手はミュウスタートからVIPパスに繋ぎラルトス3面、ゲッコウガクレセリアと完璧なスタートです。

 流石に厳しいかなと思いながらも、捲る準備を進め、逆転の機をうかがいます。

意識することは手札の質を落としてでも、キルリアサーナイトに進化させて相手のクレセリアに仕事をさせないこと。この動きを相手も理解しているかにかかっています。 こちらはナンジャモからキルリア・ザシアン・ラルトス2面と出遅れはしたものの少しずつ盤面を広げます。相手はキルリアを展開する事を優先し、幸いにも返しのターンでサイドは取られませんでした。相手の隙が一瞬出来たので、ふしぎなアメサーナイトexとサーナイトを作り、ムーンライトリバースで崩れない盤面を作りに行きます。エネが間に合ったザシアンで攻撃し、相手のサーナイトexが出て来てくれればナンジャモから相手のキルリアを潰しにいくプランが押し込めそうです。想定通り、クレセリアが機能しなくなった為相手はサーナイトexで攻撃してきました。そこからナンジャモ⇒ムーンライトリバースで相手の盤面を締め付けていきます。だんだんと攻撃手段がサーナイトexしかなくなってきたため、ナンジャモを重ねながらサーナイトのブレインウェーブで相手のサーナイトexを倒しました。

その後、不思議なアメ+サーナイトex+ザシアン+ボスの要求を押し付け、こちらのサーナイトexが落なかったため、返しに攻撃して勝ち。

相当不利な状況でしたが、練習が生きた気持ちの良いゲームでした。

 

4回戦 サーナイト(ヘタレさん) × チーム×

先日塩冶に行った際に久しぶりに対戦できたヘタレさん。

島根を代表する強プレイヤーで、またマッチング出来て嬉しいです。しかし、全4回戦で既に予選抜けは確定しており、正直今回の対戦結果はあまり重要ではありません。

そして対戦の蓋を開けてみると、先攻を取られる上にこちらの盤面にはマナフィとザシアンVのみ。重要ではないとは言えあまりにも酷すぎます。けんのほうこうをするしかないこちらを尻目に、相手はするすると盤面を広げていき、その後ナンジャモを引くも手札は超エネルギーしかありませんでした。何もできず、5分程度で負けました。先日のジムバトルでもヤミラミギラティナだけで棒立ちして負けましたが、今回も棒立ちでの負けです。お互いブンブンに回した状態でぶつかり合いたいと常々思っているのですが、その機会は次回にお預けのようです。

 負けてはしまいましたが、相手のチームの面々からも間違いなく決勝で再戦する可能性が高いです。ヘタレさんの両隣がどちらも白ルギアであるという情報を得られたこと、相手チームに対し空の封印石などデッキ内容をほとんど明かすことなく終了できたのは逆に収穫で、内心ニヤリとしながら対戦を終えました。

 

そんなこんなで予選終了です。

 

決勝トーナメント

1回戦 ロストカイオーガ ○ チーム×

相手の先攻で盤面にはウッウとヤミラミのみ。かなり苦しそうです。

こちらはミュウスタートから一気にラルトスゲッコウガを並べます。クレセリアが再度落ちしている事を確認しましたが、相手の動きが遅そうなので後から出しても問題ないと判断。ザシアンで攻撃していきます。相手も少しずつキュワワーを出していきますが、毎回ボスで倒していき、おとぼけスピットを受けたザシアンを崩れたスタジアムで退場させ、負け筋を消していきます。そのまま順当に殴っていき、勝ちました。

 しかし、チームとしては負けてしまい、決勝への目はなくなってしまいました。

 

2回戦 白ルギア(うんのさん)○ チーム×

こちらも島根の強プレイヤーの1人。ジムバトルでも対戦したあと内容についてしっかりと話せる方で、素晴らしいと思っています。

(今までこちらの顔と名前が一致していなかったようで、ショックでした。。。)

 こちらの初手はまさかのマナフィのみ、最悪です。

しかもサポートもなし、ポケモンに繋がるカードはヒスイのヘビーボールだけという不確かなものだけ。残りはエネルギーと不思議な飴、キルリアという状態。

相手の先攻、カビゴンにエネルギーが貼られ番が回ってきます。今回ばかりは無理かと思ったところ引いたのはレベルボール、ミュウにアクセス出来たので首の皮1枚繋がりました。しかもラルトスがサイドに落ちていたことでヒスイのヘビーボールも当たりとなり、ミュウからバトルVIPパスに繋げ胸をなで下ろします。

 返しのターン、相手も事故っているようでまさかのルギアが出てこずカビゴン単体で攻撃してきました。その後引いたのはハイパーボール。ギリギリエネルギーも足りたのでサーナイトexを持ってきて、サーナイトexで攻撃して種切れで運良く勝利しました。

 しかし、今回もチームとしては負けてしまい入賞を逃してしまいました。

 チームは負けてはしまったものの、お互い助け合うチーム戦は楽しいですね。

 

終結果は以下の通りとなりました。

 

 

 

 

デッキ構築と経緯について

デッキレシピは以下の通りです。

(反射で分かりづらくすみません)

 

レシピについては特に珍しくもない、普通のサーナイトです。

基本的な構築はヤマグチヨシユキ選手のレシピをベースに、今回チーム戦という事で少し改造した形になります。

note.com

細かい部分だけ採用理由について書きます。

今回はチーム戦であることから1回程度の負けは許容出来るものとして、安定感よりもデッキとしてのリーチを伸ばす方針でデッキを組みました。

 

●空の封印石

今回のデッキ選択を行うにあたり、自身の中で多く対戦するであろうというデッキを考えていたところ、

①ロスト○○

サーナイト

③ミュウVmax

④ルギア

アルセウス○○

の5つでした。シティリーグ等であれば①~④あたりと思いますが、先日皆生のジムバトルに遠征した際にアルセウスギラティナのシェアが少し多めに感じました。

そこからジュラルドン・ブラッキーなども多いと考え、⑤も一定数のユーザーがいると想定。③~⑤については空の封印石が有効に動くケースがあり、無くても問題ないカードの認識ですが、出遅れたとしても取り戻せる保険として採用。雪道ミュウに対してはツツジのターンを迎えることなくゲームを終了させられることも魅力です。

最近採用が減っているカードである事も意表を付く上で追い風ではありました。

 

●ヒスイのヘビーボール

ロストが多いと想定していた環境のため、マナフィクレセリアのサイド落ちで負ける試合は許されないと考えました。

当初はクレセリア2枚目も検討しましたが、上記の2体に加えラルトス・ザシアンV・かがやくゲッコウガなど拾えて嬉しい範囲が多い事でこちらに軍配。

ふしぎなしっぽミュウで比較的序盤に触る事が出来る確率も高いこと、サイド落ち確認の時間にも寄与するカードという事で高評価でした。

 

【不採用カード】

シンオウ神殿

ナンジャモと組み合わせることで一撃ルギアに対して有効に働くカードですが、

調整段階でルギア側も結局アーケオスを動かしてサイドを進めてくるためあまり有効でないシーンが多かったです。ルギアは空の封印石を使って面倒を見る方針にした為、抜けていきました。

 

全体ではそれなりに勝ち越せたものの、初動の動きがあまりにも弱い試合が多く、

構築としては正解ではなかったような気がします。

(事前の調整でも勝率は良かったものの、最初の手札の内容に限った話であればあまり良くない試合が多かったです)

今回はチーム戦のための構築というつもりで、もしチャンピオンズリーグやシティリーグに持ち込むのならばまた内容は変わると考えています。

 

実は最初に持ち込むのもルギアVstarの予定でした。

PJCS環境以降ミュウexの登場が大きく、ロスト・サーナイトなどのかがやくゲッコウガを抑制もしくはマナフィにベンチの枠を割かせることで相対的にパワーが落ちると考え、最初はルギアVstarを調整していました。しかし、実際自身がサーナイト側だとそれほどでもなかったことと、ルギアVstarを使っても棒立ちで負ける試合が多く、負けるにしても内容が芳しくない為これでチームメンバーに迷惑をかける事は避けたいと考えました。加えて、シェアがそれなりにありそうな雪道ミュウに採用されているスナッチアームでアーケオスやルギアVsarを抜かれてしまうと機能停止する事があり、今回の大会に持っていくべきデッキではないと判断。

 ルギアVsarはサポートの枚数に対して山を掘り進めるカードが少なく、安定感を上げるにも限界がありました。個人的にはロストやサーナイトといった非ルールのシステムで山を掘っていくデッキが好みのようです。比較的使用者の多いロストに対し、サーナイトに関してはあまり県西部~島根では好まれて使われていない印象があり、ミラーに対しても自信があったのでサーナイトを選択しました。

さいごに

私自身、2回目のチーム戦参加になるのですが今回もチームメイトに恵まれ、

予選を抜けることが出来ました。

個人のチームを仲間がカバーする、という展開はチーム戦の醍醐味ですね。

誘っていただいたshuさん、おちゃうまさん、本当にありがとうございました。

お二人がしっかり勝っていただいたお陰で決勝に行く事ができました。

また、運営のひろハムさんにも感謝を。最近やっと直接ご挨拶する事ができました。

7/9現在で次回8月のはむはむ杯にもエントリーが出来ていますので、引き続きお世話になります。

 

島根~県西部でも知っているプレイヤーさんはそこそこいらっしゃいますが、自分の事を知らない人の方が多いので、もう少し頑張らないといけないなと実感しています。

以前は仲間内でずっと練習をする事が多かったですが、やはり普段対戦しない方との対戦は得られる刺激が大きいです。今後はもっと自主大会には積極的に顔を出していき、山陰のポケモンカードの盛り上がりに貢献していければと考えています。

 

それでは。

※画像はポケモンカードゲーム公式サイト(https://www.pokemon-card.com/)より引用しております。