田舎の紙打ち

田舎のポケカイベントオーガナイザーの日記です。

2019/7/28 決戦!しまねキング・しまねクイーン カードボックス塩冶店 縁結び杯+ご報告

アローラ! かじゅです。

 

ご報告です。

先日受験したポケカオーガナイザー試験のグループインタビューの結果、

無事合格し、晴れてオーガナイザー資格取得しました!!

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いわば公式からのお墨付きをいただいたので、今まで通り、

大会で勝つ事に加え、ジャッジであったり大会の企画・進行についても

活動の幅を広げていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 

と、正式にジャッジ出来る立場になり、最初の活動の場は島根のポケカ勢のちぇんさん主催の島根県最強決定戦「縁結び杯」のスタッフとして参加することになりました。

元々ちぇんさんが鳥取に遊びに来ていらっしゃった際、一緒に飲んでいた時にスタッフの打診がありその時から行くことは決まっていました。

 

そして当日、3時30分に起床し、支度を済ませ出雲まで出発します。

到着したのは9時頃。お店も空いていないので、車の中でウトウトしながら待っています。すると少しずつポケモンのTシャツを来た親子連れの方が見え始めます。

開店間際にちぇんさんと合流し、スタッフ同士で準備・設営を行います。

 

主にスタッフで動いていたのはちぇんさんに加え、島根のオーガナイザーのコイキングさん。そして私と同時期にオーガナイザー資格を取られた方や、親子連れの親御さんなど。ちぇんさんを除き、皆私より年上の方ばかりで地元だと私が年長者のこともあり、熱意を持った私より年上の方が多くただただ驚きました。

 

みなさんが手馴れていらっしゃり、私も準備に協力します。

当日のタイムスケジュールはこちら。

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この日の前に島根のポケモンカードジムにて店舗予選が行われ、予選通過者は決勝トーナメントに即参加できるものです。当日に予選も行われます。店舗代表者は午前中空くので、店舗代表に挑戦コーナーで参加者の挑戦を待つ形になります。

 

私と今までに接点があった方で予選を抜けられたのはNさん、イマムラさん。

どちらも強プレイヤーの方で、納得の結果です。

 

 

そして時間になり、縁結び杯の予選開始。並行して店舗代表に挑戦!コーナーもスタートです。

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私はジャッジとして対戦の様子を見て歩いています。

特定の個人の卓について対戦の様子を見ることはできないので、全体の分布を載せておきます。

・レシラム&リザードンGX軸 (ミュウツー&ミュウGX入り)4

カラマネロ系統4 (ギラガブorスペネク)

・悪TAG 2

・WTB 2(おしながすヌオーorカメックスポッチャマ

ミュウツー&ミュウGXバレット 1

・ルガゾロ 1

・3鳥バレット 1

たけるとうきリザードン 1

ギラティナデスカーン 1

・ねこびより 1

 

元々私も店舗代表の優勝デッキはTwitterなどで事前に目を通しており、

多分に漏れずミュウツー&ミュウGX軸のデッキが多く勝ち上がっていました。

レシリザやリザードンテールナーを混ぜた炎軸が多かったです。

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そして、そこに強いカラマネロ系統のデッキも使用者が多く、私と昔から接点があるプレイヤーの方は握っていらっしゃる方が多かったようです。その中でも相方はギラティナガブリアスが多かったです。

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意外だったのはルガゾロが少ないこと。普段のショップ大会でもルガゾロの使用者を見る事が少なく、今回も1名でした。

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やはりメタの対象にミュウミュウを中心としたレシリザが鎮座しており、そこを刺すための超バレット・WTBが周りから囲っている、という戦力図でしょうか。

 

細かい所で気づいたのですが、炎軸のミュウミュウを使っていらっしゃるプレイヤーでイーブイカビゴンGXの搭載率がそこそこあったという事。先ほどのWTBが一定数いる中で弱点を散らせること、またルガゾロであったりサーナイトGXのような進化ポケモンに対して240という打点を連打出来る強みがあり、この島根の環境を踏まえた上でのミュウミュウ側の返しの一手を垣間見ました。

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逆に、完全に非エクで戦うデッキはかなり少数で、地域性が顕著に現れていました。

 

私はジャッジとして稼働はしていましたが、ルールについて質問をされることは少なく、ある程度練度のある方が多いなと感じました。

 

以下、大会の様子です。

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 私と親交が深いとびさんとちぇんさんの直接対決もありました。

どちらも店舗代表でない事が不思議なくらいの実力の方なので、どちらにも勝って欲しいところですが・・・

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ちぇんさん、ピースしてる場合じゃないですよ!!

 

一方、こちらは店舗代表へ挑戦のコーナーの様子です。

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 そして予選も終わり、決勝トーナメントのメンバーが出揃います。

ここから店舗代表の方も参戦です。

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私達スタッフは休憩時間の間に配信宅のカメラ調整・参加者の方のデッキチェックになります。わざわざデッキ確認の時間を設けている以上、本番のシャッフルの最中に「おいおい枚数が足りないぞ」なんてことにならないように、神経を集中してチェックしていました。 通してこれが一番疲れる仕事でした。

 

そして本戦開始、ここで卓が減るに連れてジャッジ人数も減るため、私もトリプルタッグバトルに参加することに。

スタッフが本業なので内容は書き留めていませんが、1回だけ負けて後は全勝しました。

 

本戦の様子は後ほど主催のちぇんさんが対戦動画をアップされるので、

投稿され次第、こちらのブログでも紹介させていただきます。

 

 

そして決勝。ここでは私もジャッジに戻ります。

決勝はNさん(サーナイトバレット)対ゆうすけさん(ミュウミュウ炎軸)。

 

終始サーナイトとフェアリーチャーム妖がミュウミュウに刺さり、Nさんが2本先取してそのまま優勝となりました。

 以下、上位の方々の投稿です。

 

 

 

 

 

 優勝されたNさんの構築は独特で、デッキチェックをする中でも異彩を放っていました。おそらくベースとなったのは今年のJCSにてとーしんさんが使用されたサーナイトアロキュウと思われますが、それぞれ環境を見据えた札が盛り込まれており、レシピを見たときに私も察しました。

作った本人でも対戦した訳でもないですが、Nさん独自の採用パーツについて簡単に解説したいと思います。

 

骨組みは基本妖エネルギーもしくは特殊エネで各種タイプのポケモンが動かせるようになっています。それぞれレシリザ軸はサーナイト+ヤドキングカラマネロ軸はアローラキュウコン+ゾロアーク等々、島根のメタに対して有効なポケモンが複数積まれています。

 

<フェアリーチャーム特性>

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特筆するのはここでしょう。

フェアリータイプの特権で、ミュウツー&ミュウGXを黙らせます。

隠密フードで貫通出来ない為、プレイエラーがあるかもと思ってはらはらして見ていましたが、対戦相手の方もご存知でした。

ミュウミュウが多い環境ゆえに、アローラベトベトンも一任出来るわけではなく、二重の網を貼っています。同時に、ルガゾロなどにも視野が広がるため、強力。

剥がすブロアーも1枚のみ採用構築が多い為、2枚採用。

 

決勝も前に他のポケモンを釣り出す手段が枯渇した際に前のサーナイトGXがこのフェアリーチャーム特性をつけており、実質詰みの場面ができていた為、間違いなく有効牌でした。

 

決して2位のゆうすけさんもこの1枚で詰む構築ではなく、ここで1枚採用のイーブイカビゴンが輝きます。Nさんのポケモンに対してはほぼダンププレスでワンパン出来る為、正直どちらが勝ってもおかしくないマッチアップでした。

 

ヤドキング(超爆インパクト)>

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あまりにも有名になってしまった炎タッグメタ。

トリプル加速だけではなく、サーナイトGXのひみつのいずみを絡めれば2個玉、基本妖エネルギーでも強襲出来るためトップシェアのレシリザへのカウンターとしては有効。サーナイトGXとこのヤドキングで炎タッグ2体沈めてサイドを取りきるプランも容易に描けます。

加えて、とーしんさんのレシピにも採用はされておらず、進化元のヤドンも不採用のため、私のように構築を丸暗記して配分を決め打ちするようなプレイヤーには特に奇襲性が高くなります。

決勝は有効な対面ではありましたが、一度も姿を見ることはありませんでした。

 

ゾロアークGXーゾロアライン>

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ご本人曰く、ペルシアンラインが1-1で抜けてゾロアークラインになったとのこと。

ペルシアンより長けている点は以下の通りです。

 

・パーフェクション先で後1でも相手のミュウミュウをワンパン出来る

・序盤からギラティナに対して安定してワンパンが取りやすい

・とりひきで能動的に手札が増やせる

 

基本的にゾロアークの強さそのまま書いただけなのですが、もはやここについては多くを語る必要はないでしょう。

 

 

決勝以外でも横で見ていてなかなか面白い試合が多く、見ているだけの試合が多かったですが退屈することはありませんでした。

 

そして無事終了。

滞りなく進行できて一安心でした。

 

 私もこれだけの規模の自主大会イベントの運営に回るのは初めてだったのですが、オーガナイザーの先輩達の動きを見て学ぶことが多かったです。

以前なにものかさん・ZINさん主催の津山CSに参加者として参加させていただいた時もそうだったのですが、こうした個人主催の大会は個人の色というか手作り感がどこかしらに現れていて、公式大会とは違った「あ、こういうのいいな」という発見が必ずあります。

 

 今回は「島根最強」という肩書きがあり参加者も絞っていましたが、今後はこうした垣根も外して山陰だったり中国地方だったり広く出来ればいいと思っています。私もあちらこちらに顔を出しているせいか、ありがたいことに島根だったり岡山だったり県外の方にも覚えていただいているので他県と共同開催というのも今後は視野に入れていきたいですね。

 

 大会に出るよりポケカのイベントに参加する事が多かった7月も終わり。

来月にはドリームリーグも発売になります。また、WCS2019も開催されますので地元で昨年同様ライブビューイングイベントも実施したいと思います。

 去年の様子です。

今年はお店がないので、別会場をご用意しています。

 

次回のシーズンに向けて選手・運営の二刀流として、今後活動していきますのでよろしくお願いいたします。

 

それでは。