アローラ! かじゅです。
GX「ウルトラシャイニー」の情報が少しずつ出てきましたね。
これからはじめようという初心者にはこれだけは買っとけ!、既存のポケカ勢としても足りなくて集めづらい、痒いところに手が届く優良エキスパンションになりそうです。
追い風も吹きつつ地元のポケカ人口も増えてきたので、実際にショップではどんなデッキが環境にいるのかという点を紹介していこうと思います。
(あくまでも私がよく行く店のお話ですが)
また、どう崩すか?という(自分なりの)回答も載せていきます。
文量があるので、読み物としてどうぞ。
記念すべき1回目に紹介するデッキは式見さんの「ゲッコウガ+ラグラージ」です。
デッキの主役はゲッコウガGX。
進化する過程で相手に20・30点と打点をばら撒けます。
技もヒットアンドアウェイで危なくなればデッキに逃げられる朧切り、任意のポケモンに130飛ばせるシャドーアサシンGXと優秀な技を持ってます。
その支援としてラグラージ・アローラキュウコンGX(妖)が続きます。
ラグラージは手札の不要牌を切って3枚ドローする強力な特性「パワードロー」、アローラキュウコンGX(妖)はデッキからグッズを2種類選んでサーチ出来ます。
大雑把に紹介するとアローラキュウコンで面を固めるためのグッズを揃え、ラグラージでドローしつつ、打点を広範囲に撒きながらゲッコウガで〆る、というのが基本的な動きです。
デッキ概要
前置きはこの辺にして、ここから踏み込んだ話します。
上記の動きがあくまでも「基本的な動き」で、以下細いルートです。
せせらぎの丘or各種ボールでアローラロコン+ミズゴロウを配置
↓
アローラロコン道しるべ⇒アローラキュウコン(妖)+ゲッコウガラインorラグラージを拾う
↓
アローラキュウコン(妖)進化不思議な導き⇒飴+各種ボールを拾う
↓
デッキの柱としてはこう。
目の前で何度も動き見てるんですが、文字に起こしても綺麗に整ってるんですよね。
よく出来てます。
それが出来りゃ苦労しねーよ、というのが現実ですが、ここの柱を崩されないように各種妨害札が入ってます。
お互いの手札を戻して4枚引き直し。先行でされるとたまったもんじゃありません。
ドロサポや種ポケモンが流れてしまうとこれでゲームが終わります。
式見さんとやっていてかなりこれを狙ってる所があるようです。
曰く、引き直しの色が強いとのことですが、上記基本ルートとの天秤かと。
相手のデッキの速度を考え、立ち上がりに時間がかかる(ドローソースが進化ポケモン・パーツが複数必要etc..)であればマーシャドールート、
立ち上がりが早い(必要エネが少ない・ヤレユータンなど種ポケモンで即時リソース供給出来る)であれば基本ルートを取るとか。
基本的に多くのデッキが前者に該当するため、露骨にマーシャドールートを取っているように自ずと映るのだと思います。
一方、私はグレイシアGX+アロキュウというデッキを過去に使った事があり、こちらはマーシャドーで縛るのがメインルートでした。マーズ(自分2ドロー相手1ハンデス)で相手の初期手札を3枚かつカプテテフGXを縛ることによりドローサポートを自分で引かない限り機能停止させるというものです。
非GXの躍進のあおりを受け封印しましたが、いやー我ながら酷いデッキだった。
②アローラキュウコン(水)
前述のとおり、メインエンジンはアローラキュウコン(妖)です。
こちらのアロキュウはどちらかと阻害札寄りの役割です。
無色2個エネルギー「氷の刃」で相手の任意の対象に50点飛ばせます。
これがゲッコウガラインとのシナジーが凄まじく、メジャーなサポートポケモンの配置を許しません。
単品でも50飛ばせばメタモン◇は蒸発します。多くのデッキにアクセントとして入っている事が多く、見せるだけでメタモンからの奇襲を縛ります。
これがゲッコウガラインと組ませるとどうでしょう。
疾風手裏剣(ゲコガシラ)が20飛ばせるので合わせて70。
軒並みの種ポケモンが滅びます。これにもう1面加えると90。
メジャーな1進化サポートポケモンが飛びます。(カラマネロ・マグカルゴetc)
リソース供給をこのあたりに一任しているデッキは多く、相手のシステムを実質2エネで崩壊させます。
③ゲッコウガライン
主役でありながら、妨害札としての役割も担います。
手裏剣の狙撃が強いのは上記のとおり。相手の準備が出来る前に潰す、という動きはポケモンに限らず行動にリソースを伴うゲームで勝つTCGの勝ち筋の一つです。
130あれば非GXのメジャーなアタッカー(マッシブーン・ホワイトキュレム・ダストダスetc)が飛びますので相手の反撃の目を潰します。
また、疾風手裏剣+風魔手裏剣+シャドーアサシンGXで最低180は保証されているので、ケアを怠るとたねGXであれば集中攻撃で基本飛びます。
的にされサイドレース不利と言われがちなGX主体のデッキですが、落とされる前に避難できるので実は打点レースでは優位に立てます。
事実上ワンパン以外許されないので相手は厚めに準備をする必要がありますが、各種リソースを絶たれている状態で230ラインをワンパンするのは至難の業。
余談ですが、ドローの量が多いため、LO(ライブラリーアウト)を狙う方がいます。セットでライブラリを増やせるため実はその点もケアしています。圧縮された山でゲッコウガGX+2個玉さえ引けば後続で同じ行動もできます。
上記妨害札を絡めつつ、ゲームの柱を整えていきます。
ここまで読むと理解していただけると思うのですが、メジャーなテンプレ構築を幅広く見えるんですよね。ここに、デッキのエンジンであるラグラージが加わります。
特性の「パワードロー」で1度立ててしまえば、毎ターン手札が2枚増えます。札集めだけ見るとゾロアークの上位互換で、各種ドローサポートを絡めると尋常じゃない速度で手札が増えていきます。
基本的に山が消える寸前まで引き切ることもざらで、有効牌をサーチせずとも文字通り力技で引き抜きます。
ゾロアークはトップメタに君臨するだけあって、ピンポイントで対策要因が採用されるほど。(イワーク(迅雷スパーク)・ヨーギラス(超爆インパクト)etc...)
ラグラージはこの各種メタをかいくぐります。しかも非GXでありながらHP160。
また、GXポケモンでも落としづらいラインで、超ブーストエネルギーでゾロアーク以上の火力も出ます。
昨今各種システムの高騰が叫ばれていますが、ラグラージラインは非常に安い。
パワードローで札の供給が間に合っているのでシロナを連打するデッキでもありません。これからはじめよう、という方には是非ドロサポの選択肢の一つに加えて欲しい。
2進化とはいえ、最悪つっ立ってるだけでも仕事するので大きく干渉もしません。
色々書きましたが、妨害を絡めると相手とリソース供給の速度で歴然とに差がつくんですよね。
相手が最良のパフォーマンスを出す前に、こちらが出来る選択肢を増やしていく。
これが式見さんのゲッコウガ+ラグラージの強みだと私は理解しています。
対策
①進化ポケモンが多い相手の供給ラインを道中で潰せること
②ゲッコウガorアローラキュウコンGXをワンパンし、サイドレースで逃げ切る
シロナを柱にしたテンプレデッキ、内容は検索エンジンで調べて頂ければすぐに出てきますのでここでは割愛します。採用理由は以下の通り。
①非GXで230ラインを叩き出せる事。
②相手のせせらぎの丘を自身のリソース供給に利用できる事。
③HP50のケロマツが採用されているため、クイックダイブで狙撃可能
通常、この型はフカマルから飴で展開するのですが、私はワタル◇を軸にしているので的を基本的に作りません。シャドーアサシンGXでルカリオが一応見えるのですが、隙あらば超ブーストエネルギー+鉢巻+王者の刃で即230打点は作ることができます。
結局今日はマッチングせず、シロナ×2+ルカリオ×2がサイド落ちして何もできず道中で負けてしまいました。本当に何もなかったので記事にもしません。
実際直接当たって有利かといえば別問題ですけどね。
私の手持ちで一つの回答を出せるのはここだったという事。
ちなみに、本日の今書大会決勝で式見さんを破って優勝した「みよし」さんのデッキがこちら。
本日のポケモンジム ジムバトルは16名参加、優勝は みよし さんでした。
— 今井書店湖山メディア館 トレカ (@imaibooksKMT) October 13, 2018
使用デッキ名:ソルガレオアロキュー
優勝コメント:また対戦お願いします!!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。#トレカ大会 #ポケモン #デッキレシピ pic.twitter.com/CZkXdIUlS8
レジロック・ソルガレオと縦続けに式見さんのGXポケモンを倒しサイドを一気に4枚取っていった動きが素敵でした。
アローラキュウコンは最後まで残る事が多いので、確実に潰していきたいですね。
あたかも、式見さんのデッキがトップメタのように書いてきましたが、あくまでも強い方の一例です。細かくレシピが聞き出せる方が他にいればまた紹介しようと思います。
私自身、始めて半年、他のTCGから移ってきた流れ者なので、
的外れな事書いてれば遠慮なくご指摘ください。自分自身も勉強中の身。
それでは。